どうも、白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。
今回は、会社をクビになった陰キャのコミュ障が、転職エージェントを使って就職活動をして感じた、メリットとデメリットを記事にまとめてみました。
転職エージェントを単純に勧める記事は多いですが、そもそも人付き合いが苦手な人が「転職エージェント」を使ったらどうなるのか、それを記事にしてみました。
同じ陰キャのコミュ障の誰かの参考になれば幸いですm(_ _)m
「会社をやめたことがない。」という人は、下記記事を参考にして頂けると幸いです。
【社会人必読】会社をクビになったら『ハローワークに行く前に』やること
人生で初めて会社をクビになりました。その経験を活かし、クビになったその後にやること。失業保険(雇用保険)を申請する前にやること、やった方がいいことを記事にまとめてみました。参考になれば幸いです。
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この記事でわかること
- 陰キャコミュ障からみた「転職エージェント」のデメリット
- 陰キャコミュ障からみた「転職エージェント」のメリット
- 陰キャコミュ障が思う「転職エージェントをオススメ出来ない人」
- 陰キャコミュ障が思う「転職エージェントをオススメできる人」
目次
転職エージェントを使った率直な感想
結果論ではありますが、私の場合は中小零細ブラック企業から大手企業への転職に成功したので、大変満足しています。
ハロワや他の求人サイト経由からも自分で申し込み、有難いことに複数の企業からも内定を頂きました。
ただ、条件の面でもエージェントから紹介された企業が一番良かったので、最終的にそちらを選択しました。
ですが、もちろん色々と面倒なことも多かったのも事実です。正直、エージェントを利用したからこそ感じたストレスもあります。
ただ、客観的に見れば私としては転職エージェントの利用は、色々と学ぶことも多く、利用して良かったと思える経験となりました。
転職エージェントを使うことになった経緯
会社都合でクビになり、解雇予告通知を貰った翌日から就活スタート。
次の就職先のツテなんてものは何もないので、ハロワや転職サイトの求人をひたすら物色。
色々な転職サイトに登録しているなかで、特に理由もなく求人情報を見るためだけにビズリーチに登録。
登録すると複数のエージェントから雪崩の如く求人紹介メールが届く。
あまり乗り気ではないものの、とりあえずメールを確認していると、以前から気になっていた企業の求人を紹介できるとの記載を発見。
正直、この時点でも「赤の他人と一緒に就活とかしたくねぇ~」と本心で思ってはいました。
ただ、現状何もツテも紹介もなく、残念ながら金銭的にも余裕もない。
「受け身の姿勢で次が決まるほど甘くない。」と自分に言い聞かせ、勢いでエージェンにメールで連絡しました。
転職エージェントに連絡した後の流れ
メールで連絡後、当日には返信があり「一度打ち合わせ(という名の顔合わせ)をしましょう。」という話になり、後日WEB会議で顔合わせをしました。
自己紹介と適当な世間話から始まり、その後聞かれたのは前職のことや転職理由。どんな企業に転職したいか?などなど。
本当に最初の打ち合わせは顔合わせと自己紹介。その次の打ち合わで、エージェント側から求人が紹介されて、本格的な就活の話が始まると言った感じでした。
各エージェント(の会社)によって、進め方が違うと思うので、あくまで参考という形でお願いします。
転職エージェントとの契約って何が必要?お金はかかる?
契約書を作るような厳密な契約は何もしていません。
転職活動をする上で必要になる、履歴書や職務経歴書はもちろん提出しましたが、それ以外で特別必要なものはありませんでした。
強いて言えば、やり取りをするメアドと電話番号ぐらい?
もちろん転職前も転職後も含めて、利用料金的な請求も一切なく、結果的に私は無料で転職エージェントを利用して、再就職が決まった形になります。
転職エージェントを使って感じたデメリット
しつこい。
定期的な電話やら連絡やら何やらと、色々としつこいです。はい、これは断言できます。
ただ、こればっかりはしょうがない部分です。
正確な契約内容については流石にわかりませんが、エージェントは基本的に出来高報酬。
つまり、エージェントが紹介した求人に内定が決まって、それを求職者が受理しないとエージェントに報酬は入りません(かつ、最低でも3ヶ月は務めないとダメらしい)。
エージェントも慈善事業でやっているわけではなく、我々同様生活のために仕事としてやっているので、しつこくなるのはしょうがない。
ただ、所詮は人間同士のやり取りなので、馬が合う合わないはどうしても発生します。
私の場合は、初日の打ち合わせの段階で「担当のエージェントを替えたい場合は、連絡を頂ければ対応します。」という話でした。
毎日の電話がうざい!!疲れる!
毎日、というのはちょっと盛っていますが、場合によっては本当に毎日電話が来たことがあります。
基本的な内容は就職活動の状況(エージェントを使わずに自分で申し込んだ求人の進捗も含む)確認などなど。
かつ、エージェント経由で紹介された求人に応募した場合は、その求人に関する面接や試験のスケジュールの連絡。
応募した求人の面接や試験後の確認電話などなど。
まぁ、スケジュールに関しては仕方ないというか必要だからいいですが、面接後の電話ははっきり言って面倒。
「手応えはありましたか?」とか聞かれますが「手応えなんてわかんねぇよ(# ゚Д゚)!!」っと、心の中だけでぼやきながら適当な返答をしていました。
そもそも私は電話キライです。陰キャの人ならわかってくれると思いますが、あの妙なプレッシャー?がすごく嫌い。
「メールでいいじゃん。。。」と、何度思ったことか(ー_ー;)
求人数はそこまで多くない。
「転職エージェントに相談すれば、数多の非公開求人が見れる!!」とか勘違いしている人はいないと思いますが、そこまで驚くほどの求人数はありません。
紹介される求人はある程度エージェントが選んでいます。
もちろん、担当エージェントが我々の職歴から適正のありそうな求人をピックアップして紹介してくれます。
ただ、紹介された求人が「本当に自分が求める企業の求人か?」と聞かれると、それはエージェント(側の会社)の都合や、求人を出している企業の要望が絡むので、難しいでしょう。
かつ、エージェントを使うからと言って「書類選考は必ず通る」とか、そんなうまい話もありません。
書類選考として書類を送っても、1ヶ月以上立っても返答がない企業もありました。
まぁ選ぶ側の企業も暇じゃないですし、選考の優先順位はあって当たり前です。
エージェントを経由しないと応募できない求人はたしかにありますが、応募した後の動きは他の転職サイトと同じです。
あくまでエージェントは「就職活動をお手伝いをしてくれる人」なので、過度な期待はしない方がいいです。
転職エージェントを使って感じたメリット
職務経歴書や面接について教えてくれる。
基本的な履歴書の書き方はもちろん、職務経歴書の書き方、応募した会社向けの面接対策の情報を教えてくれます。
転職エージェントは、今まで対応してきた求職者経由で得た「面接で聞かれた質問」「職務経歴書の内容で突っ込まれたこと」などなど。
実際に面接や試験を受けた人間しかわからないの情報を収集しているため、求職者側としては非常に有益な情報を持っています。
私の場合は新卒以来の就職活動。しかも今度は中途採用枠なので、新卒とは勝手が違います。
履歴書は腐るほど書きましたが、職務経歴書は作った経験なし。
何をどう書けばいいのかなど、色々と具体的に教えて貰えたのは本当に助かりました。
とりあえず作ってみた職務経歴書は「これじゃダメです!」とリテイクの嵐。
ぶっちゃけた話。エージェントから何度もリテイクを要求された職務経歴書があったからこそ、今の会社に受かったと言っても過言ではないと、個人的には思っています。
ハロワでも面接対策や職務経歴書の書き方を教えてはくれます。ただ、教えてくれるのは基本的なことだけ。
その点、エージェントの場合は特定の業種に特化したアドバイスが貰えるので、この点に関してはかなりのメリットだと思います。
ハロワには絶対にない求人に応募できる。条件の良い求人が多い。
ハローワークへの求人情報の掲載には費用は掛かりません。ですが、エージェントが紹介する企業は、お金を払って求人を出しています。
つまり、それだけ人材獲得に積極的で、お金の面でも余力がある企業ということになります。
実際に、私がハロワや転職サイト経由で応募して内定を貰った企業と比べると、エージェントに紹介された企業の方が抜け出て給与も福利厚生も良かったです。
企業側としても、独自に求人広告を出すよりはコストがかからず。
かつ、エージェント側が選別した人材からの応募になるため、選別する人数が少なくなって採用担当者も多少楽ができるのでしょう。
実際に私もクビ宣告(解雇予告通知)を貰った翌日から、ハロワに登録して求人情報を漁りましたが、正直どれもパッとしないものばかり。
それと比べると、エージェントが紹介する企業は、聞いたことのある名前の有名な企業ばかり。
自分が選ばれるほどの人材ではないことは百も承知しています。
ですが、今勤めている企業は、エージェントを経由しなければ応募することさえ出来なかったので企業なので、本当に運が良かったと思います。
企業への連絡はエージェント経由でOK!スケジュールもある程度は融通が聞く!
エージェント経由で紹介された企業へ応募した場合、企業との連絡は基本的にはエージェントを経由して行います。
面接や試験のスケジュールの連絡はもちろん、合否の連絡もエージェント経由です。
「直接やりとりした方がいい。」という人もいるかもしれません。私も最初はその考えでした。
ただ、実際の就職活動は、複数の企業へ同時に応募している状態がほぼ当たり前。
色々な会社とメールや電話でスケジュールを調整するのは、実際にやってみるとかなり面倒くさいです。
私の場合は「エージェントに紹介された企業の求人」と「求人サイトから自分で応募できる求人」の二種類を同時に進めていたので、スケジュール調整が本当に大変でした。
エージェント経由の求人の場合、面接や試験の日程をある程度エージェントに希望を出した上で、企業側と交渉して貰えるので非常に楽。
陰キャの人ならわかると思いますが「失礼のないようにメールや電話で直接連絡をする。」って、結構神経使いませんか?
就職活動中は、色々と焦りや不安もあるので、楽ができる部分は人を使って楽をするのもありだと思います。
転職エージェントをオススメできない(使うならそれなりに覚悟した方がいい)人
人と関わるのが苦手な人
そもそもエージェントと言えど、初対面の人を相手に二人三脚で就職活動をすることになるので、最初はかなり億劫です。
かつ、エージェント側は『仕事』としてやっているので、(そうしないとお金にならないので)かなり積極的に連絡してきます。
それをプレッシャーと感じてしまう人もいると思うので、当たり前ではありますが、人と関わるのが苦手な人はちょっと覚悟が必要です。
電話が苦手な人
これは抗いようがないというか、仕方のないことだとは思いますが、電話苦手な人は頑張って下さい(;´∀`)
私の場合、自分で応募した求人+エージェント経由で合計7社ぐらいを同時並行で動いていたせいもあって、少なくとも2日に1回、多い時は毎日電話がかかってきました。
電話に苦手意識のない人なら別にどうってことない事だと思いますが、苦手な人からすると電話が鳴ることが自体がプレッシャーだったので、正直結構辛かったです。
マイペースに勧めたい人
「ゆっくり時間を書けて、自分にあった会社を探したい。」という人には、あまり転職エージェントはオススメできません。
繰り返しになりますが、エージェントも慈善事業でやっているわけではなく、仕事としてエージェント業務をやっています。
エージェント側も一度に担当する人はあなた一人だけではなく、複数の人を同時に担当するが当たり前。
しかも、自分が紹介した求人で内定を獲得して貰って、そこに就職して貰わないことにはお金になりません。
あなた一人だけに専属で、しかもゆっくり時間をかけても、お金にならないのならエージェント側も仕事になりません。
もちろん、相談をすればある程度は歩調を合わせてくれるとは思います。
ただ、本当に自分のペースで就職活動を進めたい人は、担当してもらうエージェントに前もって相談する必要があると思います。
転職エージェントをオススメできる人
働きながら転職活動をしたい人
「働きながら転職活動を進めたい!」という人にとっては、転職エージェントは非常にメリットがあると思います。
紹介される求人も、自分の希望する条件に合うものが選別された状態で紹介されるので、求人を探す手間も省けます。
かつ、応募した企業との連絡もエージェントを経由して代わりにやってくれるので、非常に楽が出来ます。
スケジュール管理が苦手な人
複数の企業に応募している場合、面接や試験がバッティングしたり、日程が連続してしまうのは普通にありえる話です。
そういった就職活動におけるスケジュール調整も、転職エージェントは手伝ってくれます。
就職活動中に応募する企業は一つではなく複数がほぼ一般的。
かつ、複数の企業に対して同時並行で就職活動を進める(進めざる負えなくなる)のは、ほぼ当たり前の状況です。
私もエージェントに紹介された求人と、自分でハロワや求人情報サイト経由で応募した求人の両方を同時並行で進めていましたが、非常に大変でした。
スケジュール調整をミスって、面接が3日連続で続いた時はマジで辛かった・・・。
もちろん会社相手なので、すべて希望通りの日程になることはありえません。
ただ、エージェントにある程度の希望を前もって連絡して置けば、間に入って交渉してくれます。
かつ、エージェントを経由して応募している求人が複数ある場合は、エージェントはスケジュールを把握しているので、いい感じにスケジュールを調整してくれます。
スケジュール調整が苦手な人は、丸投げとは言えませんが、エージェントに任せられるメリットを活用しましょう。
自分から行動することが苦手な人
自発的に行動するのが苦手な人は、エージェントを使うことで「就職活動を引っ張ってくれる人」ができて、就職活動を積極的に進めることが出来ます。
ただ、逆を言えば「陽キャ」や「押しが強い人」が苦手な人は、それを覚悟した上でエージェントを使うべきだと思います。
もちろん、転職エージェントの全員が陽キャで押しの強い人ばかり、というわけではありません。
中にはしっかり歩調を合わせてくれる人もいるとは思いますが、エージェントも仕事でやっているので、ダラダラやるわけにも行きません。
私はもともと自発的に行動できるタイプの人間ではありません。ただ、何のツテもコネもない私が受け身の姿勢では、決まるものも決まりません。
私自身、陽キャは非常に苦手ですが、今回ばかりはうまく使って次に繋げられた形になりました。
自分一人だとダラダラしてしまう人や、怠け癖がある人は、私のようにちょっと我慢して、うまく使って次のチャンスを掴みましょう。
【まとめ】陰キャが転職エージェントを使ってみた結果
かなり殴り書きな記事ではありますが、本音しか書いてないので、誰かの参考になれば幸いです。
陰キャのコミュ障にとって、就職活動ほど苦手なものがありません。
長引けば長引くほど嫌になるので、できる限り短い期間で終わらせるために、使えるものは使って新しいチャンスを掴みましょう。
以上、有難うございましたm(_ _)m