どうも、白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。
今回は、前後録画可能なドライブレコーダー『コムテック(ZDR-015)』を自力で取り付ける方法を、簡単にですがご紹介します。
ドライブレコーダー(以下:ドラレコ)は色々な種類がありますが、基本的には特殊なものでない限り、取り付け方法はほぼ同じです。
「ドラレコって、どうやって取り付ければいいのか?」「ドラレコの取り付けに必要な工具を知りたい。」という人の参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- ドライブレコーダーの取り付けで注意すること!
- ドライブレコーダーの取り付けに必要な工具や配線アイテム
- ドライブレコーダーの取り付け方法と手順
- ドライブレコーダーの配線をキレイに取り回す方法
- リアカメラを取り付けるときの注意点!
目次
- 1 オススメの日本製/前後対応ドライブレコーダー『コムテック ZDR-015』
- 2 ドラレコの取り付けは結構簡単!
- 3 ドラレコを取り付ける時の注意点!
- 4 ドラレコの取り付けであると便利な工具と配線アイテム
- 5 ドラレコの取り付け手順
- 6 ①ドラレコを取り付ける前に、必ず動作確認をする!
- 7 ②ドラレコを「本体」を仮止めして、取り付け位置を決める。
- 8 ③ドラレコの「配線」を仮止めして、取り付け位置を決める。
- 9 ③ドラレコ本体を取り付ける。
- 10 ④ドラレコの配線を固定する。
- 11 ドラレコの『リアカメラ』取り付けに関する注意点
- 12 まとめ /【工賃節約】前後対応ドライブレコーダーを自分で取り付ける方法。取付位置と必要な工具、配線を隠す方法は?
オススメの日本製/前後対応ドライブレコーダー『コムテック ZDR-015』
今回取り付けるドラレコは『コムテック(ZDR-015)』です。前後対応のドラレコで日本メーカーの製品となります。
繰り返しになりますが、ドラレコの取り付けは、基本的にどの商品でもやり方はほとんど変わりません。かつ、取り付けも簡単なので是非参考にして下さい。
最新機種の中では「ZDR025」が人気で評価も高いようです。
私が『コムテック(ZDR-015)』を選んだ理由の詳細は、下記記事を参考にして下さい。
【煽り運転】前後対応!日本製ドライブレコーダー『コムテック ZDR-015』を選んだ理由
ドライブレコーダーの選び方がわからない人へ。「あおり運転」「危険運転」から”自分や大切な人を守るために”。私がドライブレコーダー「コムテック ZDR-015」を選んだ理由。
続きを見る
ドラレコの取り付けは結構簡単!
自動車に詳しくない人にとっては『ドライブレコーダーの取り付けって難しそう・・・』と思う人が多いと思いますが、正直言って、難しく考えすぎです。
ドライブレコーダーは『コンセントを挿すと自動的に録画が開始するビデオカメラ』です。
ドラレコの取り付けは「テレビの設置」と同じ。
家のテレビやパソコンのケーブルを、皆さんはどうしていますか?
余分なケーブルをまとめて、テレビや机の裏に押し込んで隠してますか?ドラレコの取付作業も、それと同じことをやっているだけです。
『どのコンセントの穴(シガーソケット)から電源を貰い、どこにテレビ(ドラレコ)を置く(取り付ける)か?そしてどうやって配線をいい感じに隠す(取り回す)か?』を家の中ではなく、車の室内でやるだけです。
ドラレコを取り付ける時の注意点!
「配線の取り回し」は重要!
取り付けたドラレコの配線がぶらぶらした状態での運転は非常に危険です。運転中に無自覚に配線を目で追ってしまい、よそ見運転になる可能性があります。
道路交通法では「運転手の視界の妨げになるものがある車は、運転しちゃダメ!」という法律が定めてられており、最悪反則金が発生します。
道路交通法 第55条 2項
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡(バックミラー)の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
引用:道路交通法
ドラレコの取り付け位置は「法律」で決まっています!
ドライブレコーダーを取付ける前に頭に入れておくべき大前提として、ドライブレコーダーの取り付け位置は法律で決まっています。
国土交通省 / 道路運送車両の保安基準 第39条
貨物の運送の用に供する車両総重量3.5t以下の自動車以外の自動車にあっては、次の(1)又は(2)に掲げる範囲に貼り付けられたものであること。
ただし、前面ガラスの上縁であって、車両中心面と平行な面上のガラス開口部の実長の20%以内の範囲又は前面ガラスの下縁であって車両中心面と平行な面上のガラス開口部から150mm以内の範囲に貼り付けられた場合にあっては、この限りでない。
- (1) 運転者席の運転者がO点から前方を視認する際、車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲
- (2) 試験領域I及び試験領域Iを前面ガラスの水平方向に拡大した領域以外の範囲
ココがポイント
上記基準を簡単にまとめると、下記の2つに集約されます。
- フロントガラスにつけるなら上部20%の範囲に取り付けなさい。
- 車室内後写鏡(バックミラー)の裏側に取り付けなさい。
上部20%と言われると難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば『バックミラーより下はダメ!』という感覚でOKです。かつ、当然ですが「運転中の視界の妨げになるような位置」は絶対にダメです。
ドラレコの取り付けであると便利な工具と配線アイテム
ドラレコの取付工賃は安いものではありません。しかも、前後対応のドラレコともなると、取り付けだけでも数万円かかる場合があります。
このあとに紹介する取り付け手順では、下記記事で紹介している工具や配線アイテムを使用しています。参考にして頂けると幸いです。
【初心者向け】ドラレコを取り付ける時に準備して欲しい!工具や配線アイテム
ドライブレコーダーを自分で取り付ける場合に準備してほしい、工具や配線アイテムを紹介します。
続きを見る
ドラレコの取り付け手順
ドラレコの取り付け方法をざっくり並べると、こんな感じです。
ドラレコの取付手順
- 取り付け前の動作確認
- フロント&リアカメラの取り付ける位置に決める。※仮止め
- フロント&リアカメラの配線の取り回しを決める。※仮止め
- フロントカメラを固定する。
- フロントカメラの配線を固定する。
- リアカメラを固定する。
- リアカメラの配線を固定する。
- 固定した状態で動作確認。
- 取り付け完了
一見すると作業工程が多いですが、難しいことはやりません。所定の位置にカメラを貼り付けて、配線をイイ感じに固定して、シガーソケットに挿すだけです。
リアカメラも取り付け方法は同じ!
「フロントカメラだけなら、なんとなく取り付け方は想像できるけど、リアカメラの取り付け方法がわからない。」と不安に思う人も多いと思います。ですが、はっきり言ってフロントもリアも取り付け方法は変わりません。
繰り返しになりますが、ドラレコのフロントカメラもリアカメラも『所定の取り付け位置にカメラを取り付けて、配線をいい感じに取り回して固定する。』だけです。
『配線の取り回し』なんて言われると、難しく感じるかもしれませんが、本当に「なんとなくいい感じ」で、配線を内装の隙間に突っ込んで隠したり、『ケーブルクリップ』で固定してるだけです。
よほどのことでもしない限り、車やドラレコが壊れるようなことはないので、気楽にゆっくりやりましょう。
①ドラレコを取り付ける前に、必ず動作確認をする!
まず最初に行うのは動作確認です。何度も言いますが、ドラレコは「電源が入ると自動的に録画を開始するビデオカメラ」です。つまり、車に取り付けていない状態でも、電源さえ入ればドラレコは動きます。
ドラレコをシガーソケットに接続し、車のエンジンをかけて、しっかりドラレコが動くことを確認しましょう。起動が確認できたら、そのままエンジンを切って問題ありません。
面倒でも「取扱説明書」は必ず読む!
最近の家電製品は、取扱説明書を読まなくてもなんとかなるものが多いです。
ただ、一応ドラレコの場合は設置方法など、各メーカーのドラレコによって微妙に違う場合があるので、取り付け手順だけは、最初にざっくり読んでおきましょう。
②ドラレコを「本体」を仮止めして、取り付け位置を決める。
まずはドラレコを取付ける位置を決めます。いきなり固定するではなく、あくまで仮止めです。
いきなり固定してしまうと、配線の取り回しがやりにくくなるため、『マスキングテープ』や『養生テープ』で実際にドラレコを仮止めします。
仮止めのため、ドラレコが自重で落下する可能性があります。仮とはいえ、固定はしっかりしましょう。
ココに注意
取り付け位置を決めるときの注意点
- 取付ける位置は「道路運送車両の保安基準 第39条」を必ず守あること。
- 必ずワイパーの可動範囲(ワイパーが通過する位置)に取り付ける。
- バックミラーを動かした時に干渉しない(ぶつからない)位置に取り付ける。
③ドラレコの「配線」を仮止めして、取り付け位置を決める。
仮止めしたドラレコに配線を接続し『どんな感じで配線をシガーソケット(電源)まで取り回して固定するか?』を決めて、ドラレコと同様に配線をテープで仮止めします。
ココがポイント
- ある程度「配線をどんな感じで繋げるか?」のイメージをこの時に掴んで起きましょう。
- 内装を外す場合は『どこを外せば良いのか?』を明確にしておきましょう。
- 仮止めは、シガーソケット(電源)に接続した状態で行いましょう。
フロントカメラの配線取り回し例
私の場合は、フロントカメラはルーフ(屋根)に沿って配線を横に通し、助手席側のAピラーを通って、シガーソケットまで取り回します。
リアカメラの配線取り回し例
リアカメラも助手席側のルーフに沿って配線を固定し、フロントカメラまでつなげます(赤矢印)。余った配線は、フロントカメラの配線とまとめて一緒にまとめます。
「見た目にこだわりはない!」という人は、水色の矢印のように直線的に『ケーブルクリップ』で固定してしまってもOKです。※あまりおすすめはしませんが・・・(^_^;)
③ドラレコ本体を取り付ける。
ドラレコの取り付け位置や、配線の取り回しがある程度固まったら、仮止めしていたドラレコを本付します。※写真は台座のみ取り付けています。
【注意】脱脂は忘れずにやること!
ドラレコには吸盤で取り付けるものや、私が購入し取り付けている『コムテック(ZDR-015)』のように、両面テープで固定するタイプの主に2種類があります。
ドラレコを取り付けの際、吸盤であろうと両面テープであろうと、取り付けるフロントガラスは、必ずキレイに油分や埃を拭き取りましょう。油分や埃は吸盤や両面テープの粘着を阻害し、剥がれやすくします。「走行中にドラレコが落ちてきた!」なんてことは避けたいので、ここはしっかりやりましょう。
私の場合『コムテック(ZDR-015)』に付属していたアルコールクリーナーでガラス面をよく拭き取り、ついでに「シリコンオフ」で脱脂して取り付けました。
ココに注意
- 仮止めで付着したテープの粘着も、必ずキレイに拭き取って下さい。
- 両面テープを貼り付ける本体側の面もしっかりキレイにしましょう。
④ドラレコの配線を固定する。
仮止めで決めた取り回しを参考に、配線を固定します。内装を外す外さないを問わず、配線はしっかり固定しましょう。
稀に配線をぶらぶらさせてままドラレコを取り付けている車を見ますが、絶対にやめましょう。運転中の視界の邪魔にもなり、乗り降りの際に配線が引っかかり、ケーブルが断線したり、ドラレコを引っ張って落とす可能性もあります。
配線は『ケーブルクリップ』で固定し、余った配線は『結束バンド』でまとめて、配線の束は見えないところに突っ込んで隠しておけばOKです。
ココがポイント
内装の表面に配線を固定するのではなく、内装と内装の隙間に配線が入りそうな部分があれば、そこに配線を押し込んで固定してもOK!
配線を固定する時の注意点!
「配線の首」部分に気をつける!
フロントカメラの配線は、フロントガラス上部と天井の内装の間に配線を押し込み取り回しましょう。ただし、隠す時の注意点として、配線はドラレコから伸びる”配線の首”に負荷をかけないよう注意して下さい。
無理やりケーブルを接続すると、走行中の衝撃でケーブルが抜けてしまう可能性があります。
Aピラーは意外と簡単に外せる!ただし!
フロントカメラの配線を、シガーソケットがあるダッシュボード付近まで引き回すには「Aピラー」を経由する必要があります。
「Aピラー」とは、フロントガラスの両サイドにある、屋根とボディをつなぐ「柱」の部分の名称です。このAピラーの内装カバーは手で引っ張ると取れます。
初めて外すときはちょっと勇気が入りますが、工具もいらないので、配線を隠したい人はチャレンジしてみて下さい。
ココに注意
Aピラーには「エアバック」が内包されている場合があります。Aピラーを外す場合は念の為、バッテリーのマイナス端子を外して、10~30分程度放置した後にAピラーを取り外しましょう。
ドラレコの『リアカメラ』取り付けに関する注意点
私が購入した『コムテック(ZDR-015)』のリアカメラは、室内に取り付けるタイプのカメラのため、基本的な取り付け方法はフロントカメラと同じです。今回はリアカメラを取り付け方法は省略し、注意点のみまとめてみました。
リアカメラの取り付け位置は?
取り付け位置はフロントカメラと同じく、ガラスの上部20%の範囲です。
ハッチバックの車にリアカメラ取付ける時の注意点
ハッチバック(トランクのドアとリアガラスが一体になっているタイプ)の車にカメラを取付ける場合は、フロントのカメラと同様に、配線をきっちり固定するのではなく余裕をもたせる必要があります。
リアガラスにカメラを取り付ける場合、トランクを開けるとカメラがトランクの開く方向に引っ張られます。その可動範囲分の配線の遊びが必要です。多少見た目は微妙になりますが、トランクを開けてもリアカメラが引っ張られることがないように気をつけてください。
リアカメラの配線を隠す方法は?
リアの配線を隠す方法として、ルーフを外して隠す方法ははっきり言って面倒です。※経験談。
リアカメラの配線は、ルーフと内装パーツの隙間に、配線を押し込んで隠すことをオススメします。よほどの高級車ではない限り、内装を押し込むと隙間ができるので、やってみて下さい。
ただし、ケーブルを押し込んで隠すだけだと、走行中の衝撃でケーブルが暴れて、異音が発生する可能性があります。
「どうしても異音が嫌だ!」という人はスポンジテープを使って下さい。
リアカメラの余った配線はどこに隠す?
軽自動車やクーペタイプの車のように、前後が短い車に前後対応のドラレコを取付けると、かなり配線が余ります。私が実際に取り付け作業をした時に、一番迷ったのがこの部分です。
単純に、リアカメラ側から配線を固定して、フロント側まで取り回し、フロント側のカメラの配線と一緒にまとめる。というのが、一番手っ取り早い方法だと思います。
説明がわかりにくいかもしれませんが、つまり余った配線は、全てフロント側まで引っ張ってまとめています。
リアカメラの配線をキレイに隠す作業は、車種によって色々と工夫が必要です。ただフロントカメラと同様に難しいことはありません。最終的にはやる気の問題です。
ココがポイント
フロント側と同様に「こだわりなんてない!」「面倒くさい事をしたくない!」という人は『ケーブルクリップ』で天井(ループ)に配線を這わせて取り付けて下さい。ただし、空中配線だけは絶対にダメです。
『表からドラレコの配線が見えないように、キレイに隠して取り付けたい!』という人は、下記記事を参考にして下さい。
【素人でも出来た!】ドライブレコーダーの配線を”頑張って”隠す方法
ドラレコの配線を、表から見えないように取り付ける方法をご紹介します。誰かの参考になれば幸いです。
続きを見る
まとめ /【工賃節約】前後対応ドライブレコーダーを自分で取り付ける方法。取付位置と必要な工具、配線を隠す方法は?
「ドライブレコーダーの取り付けは難しい。」と思っている人に、少しでも役に立てば幸いです。
色々と書きましたが、配線の取り回しは空中配線さえしなければ、おおよそ問題ありません。実際に取り付けてみると「こんなもんか!」というぐらいのものなので、ぜひ頑張って見てください!
よろしければポチッとお願いしますm(_ _)m