はい、クリスマスにアニメ記事を投稿する本当に孤独なおっさんの白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。
皆様、クリスマスは楽しんでいますか?え?私ですか?ええ私は仕事です。貧乏暇無しです_(:3」∠)_
明日(12/26)は私の誕生日です。『かむかむレモン』のプレゼントお待ちしております!!!
ダラダラダラダラ書いていたら、この記事は1万文字(原稿用紙だと約25枚分)を超えました。相当長いです。文章がメチャクチャです。思いのままに書き殴っています。ごめんなさい。
四畳半神話大系
アニメ公式サイト『四畳半神話大系』
あらすじ(原作)
「大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう」
“薔薇色のキャンパスライフ”を夢見る、誇り高き三回生の「私」。しかし現実はほど遠く、実り少ない二年間が過ぎようとしていた。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。
いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい!
もし、あの運命の時計台前で、映画サークル「みそぎ」に入らず、ほかの道を選んでいれば……。もし、あの運命の時計台前で、奇想天外な弟子募集に応じず、ほかの道を選んでいれば……。もし、あの運命の時計台前で、ソフトボールサークル「ほんわか」に入らず、ほかの道を選んでいれば……。もし、あの運命の時計台前で、秘密機関〈福猫飯店〉へ入らず、ほかの道を選んでいれば……。
迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、不毛と愚行の青春奇譚。
引用:公式サイト
原作/森見登美彦(もりみとみひこ)
原作は小説。作者は『森見登美彦』さん。本作「四畳半神話大系」が初の映像化作品。
他にも『有頂天家族』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』も続々とアニメ化された人気作家です。
アニメ/スタッフ&キャスト
キャスト
感想:この雰囲気と独特なセリフ回しが良いんだよ!!
森見作品は世界観とともにキャラクターも独特で「万人にオススメできますか?」と聞かれると「うん、まぁそうねぇ・・・(ー_ー;)」って感じですよ。
でもそこが良いんですよ!!この非現実的で独特な不思議ワールドにどっぷり浸る感じが良いんですよ!
リアル世界の仕事や人間関係で疲れてる状態で、娯楽にまでリアル(現実味)を重視してどうすんだよ(;´Д`)!!オタクに優しいギャルなんていねぇよ!!素直にコミュ力磨け!!
絵が微妙?だったら「JOJO」はどうなんだよ!!NOメイクのアジア人で花京院とか空条承太郎みたいな顔の高校生がどこにいるんだよ!!だいたいなんだよあの帽子は!髪の毛と一体化してんじゃねぇか(# ゚Д゚)!!なんで誰もツッコまねぇんだよ!第6部のアニメの続きはよщ(゚д゚щ)!!
「化物語」の雰囲気が好きなら絶対見れる!
話を戻しまして、雰囲気や見た目に反して(?)この作品はしっかりとした「青春もの」です。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公「キョン」のように、主人公である「私」の一人語りがメインにストーリーは進行して行き、小説を読んでいるかのような感じでアニメが楽しめます。
キャラクターも独特で好き嫌いが分かれるかも知れませんが、このアクの強いキャラクター達がいい仕事してくれるんですよ。「小津」みたいな友達いたら最高ですからw
本作のストーリーは「ループもの」で、かつこの独特な世界観+濃いキャラクターということもあり、一見難しいそうに感じるかも知れません。ただ、ほぼセリフで主人公が説明してくれるので、意外とストーリーはわかりやすい。
人それぞれ捉え方は違うかもしれないけど、学生時代の不毛で退屈、つまらない日常でも、振り返ってみればそれこそ良い思い出なんですよ。
藤原啓治さん演じる「樋口」師匠のセリフ『君は薔薇色の学園生活などおくれるはずがない。何故なら人生とは雑多な色をしたものなのだからね。』まさにこの通りなんです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」「化物語」あたりが好きな人だったら、絶対に『四畳半神話大系』はオススメ出来ます。
同じ森見作品『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画を見る前に、この作品を見ておくとキャラクターの予習になるので、是非見てみて下さい。
新作『四畳半タイムマシンブルース』がアニメ化決定!
森見登美彦最新作「四畳半タイムマシンブルース」がアニメ化決定!!スタッフも四畳半神話体系と同じ!!チョー楽しみ!!
「四畳半神話大系」配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
機動戦艦ナデシコ
あらすじ
はじまりは・・・火星。突如、木星蜥蜴(もくせいとかげ)と呼ばれる謎の敵がユートピアコロニーを襲った。
その戦闘力は圧倒的で、火星、月の裏側を次々に制圧してゆく。そんな時、地球の平和を守るべく(!?)民間企業ネルガルは、実験戦艦 ND-001 ナデシコの建造を終了していた。
ナデシコには技術的優位に立つ木星蜥蜴に唯一対抗できる兵器、ディストーションフィールドとグラビティブラストを装備していた。だが、そこに集うクルーたちは、各方面からスカウトされた能力が一流なら性格は問わないという、一癖も二癖もある人物ばかり。
そんなナデシコの艦長は火星出身のミスマル・ユリカ。そして、出港間際のナデシコに、今一人、火星生まれの青年、テンカワ・アキトが偶然乗り込む。二人は幼馴染であった。アキトは、コック見習いとして採用されたが、突然の敵襲により、機動兵器エステバリスのパイロットとして敵と戦うことになってしまった!!
引用:公式サイト
「機動戦艦ナデシコ」原作
オリジナルアニメのためアニメ原作の作品。
漫画版もありますが、タイトルも内容もアニメ版とはほぼ異なります。
最初に見るならアニメ版!!
アニメ/スタッフ&キャスト
キャスト
感想:ロボットアニメの皮をかぶったラブコメアニメだけど熱い!!
1996年に放送されたアニメなのでまぁ古い。時期的にはTV版「新世紀エヴァンゲリオン」とほぼほぼ同時期の作品ということで、エヴァを見ていた人なら一緒に見ていたことでしょう。
私はリアルタイム世代ではありませんが、記憶の片隅に映画版『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」のCM?がテレビで流れていたのをなんとなく覚えています。
見出しにもある通り、ロボットアニメの皮をかぶったラブコメです。ただし、ストーリーは割とSF色強めでシリアスです。
ギャグシーンを盛り込むことで、シリアスになりすぎないように構成されていて、全体的なテンポもよく、個人的には今のアニメ好きにも全然オススメできる作品です。
確かに内容的に好き嫌いが分かれるかもしれないけど、エヴァと比べたら断然こっちの方が見やすいし、個人的にはオススメしやすいかな(;´∀`)?
是非見てない人に見てほしいので、詳細はふせますが「熱血ロボット」の要素も含んでいるので『ゲッターロボ』や『天元突破グレンラガン』が好きな人には是非オススメしたい。
スパロボやってて見てない人なんていないよね?
あと、なんと言ってもロボットがかっこいい。最近のロボットアニメは3Dが当たり前ですが、個人的にはやっぱり手書きのロボットの質感がすごく好き(*´∀`*)
映画版の主人公機『ブラックサレナ』は今見てもかっこいい。厨二心をくすぐります。
そんな色々なロボットアニメ作品が登場するクロスオーバー作品の有名どころ「スーパーロボット大戦」をプレイしているにも関わらず、ナデシコ見てないやつがいるんですよ、友人に(# ゚Д゚)!!!
「なんで見ないの?」と聞くと「ゲームであらかたの内容知ってるし・・・。」のか抜かすんですよ、あのイケメンパパは!!
スパロボやってたら嫌ってほどナデシコで出撃するじゃないか!アニメ版見てないのに映画版だけ見たってなんでや!!
来年の夏までに見なかったら、嫁さんに学生時代の○○○○○○○○に突然○○に○○○○○○○とか「どストライクd(♡ε♡ )b」とかの話全部するぞ!!○○○の○○○に参加した時の写真とコスプレ写真を印刷して、額縁に飾って送りつけるからな(# ゚Д゚)!!子育て頑張れ!
「機動戦艦ナデシコ」配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
ユーリ!!! on ICE
あらすじ
日本中の期待を背負って挑んだグランプリンファイナルで惨敗・・・故郷九州に帰ることになったフィギュアスケーター勝生勇利。
「現役続行と引退はハーフ ハーフ・・・」 そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のビクトル・ニキフォロフで・・・
日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下剋上スケーターユーリー・プリセツキー。
2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!
引用:公式サイト
「ユーリ!!! on ICE」原作
オリジナルアニメのためアニメ原作の作品。
アニメ/スタッフ&キャスト
- 原案:久保ミツロウx山本沙代
- 監督:山本沙代
- キャラクター原案:久保ミツロウ
- キャラクターデザイン:平松禎史
- 音楽:梅林太郎 松司馬拓
- 音楽プロデューサー:冨永恵介
- フィギュアスケート振付:宮本賢二
- アニメーション制作:MAPPA
MAPPAは「呪術廻戦」のアニメを作ったところ。
キャスト
- 勝生勇利:豊永利行
- ヴィクトル・ニキフォロフ:諏訪部順一
- ユーリ・プリセツキー:内山昂輝
- イ・スンギル:野島健児
- エミル・ネコラ:日野 聡
- オタベック・アルティン:細谷佳正
- ギオルギー・ポポーヴィッチ:羽多野 渉
- クリストフ・ジャコメッティ:安元洋貴
- ジ・グァンホン:本城雄太郎
- ジャン・ジャック・ルロワ:宮野真守
- ピチット・チュラノン:小野賢章
- ミケーレ・クリスピーノ:前野智昭
- 南 健次郎:村瀬 歩
- レオ・デ・ラ・イグレシア:土岐隼一
- 西郡 豪:福山 潤
「ユーリ!!! on ICE」感想:見た目に反する『スポ根』アニメ!!
キャラデザや雰囲気的が完全に女性向けという印象の強い作品ですが、中身は超真面目なスポ根もの。見た目だけで敬遠している男性諸君は本当に勿体ないので見て欲しい。これほど熱い作品はない。
確かに主人公は芋っぽい。作中でも、とにかくプレッシャーに弱い「世界一のガラスのハート」とまで言われている。PVだけだと熱さは感じないと思う。
ただ、試合(演技)中の主人公はマジでカッコいい!作中の後半になればなるほど、アスリートの顔に変わっていく主人公は痺れるほどにカッコいいで是非見てほしい。
これほどまでに『勝負に勝ちたい!』そんな素直で強い気持ちを全面に押し出して氷上で戦う主人公は他にいない。
かつ、主人公もさることながらスポ根ものということもあり、ライバルキャラとなるロシアンヤンキーこと「ユーリ・プリセツキー」もカッコいい。
ちなみに私は、アニメ視聴後に下記特典映像のPVを見て「キャーーー!!ユーリー٩(♡ε♡ )۶!!』と叫びそうになりました。
BLっぽさは拭えない!
男性が見ない、敬遠している原因はなんとも言ってもこの「BLっぽさ」だと思う。正直こればっかりは否定できない。確かにイチャイチャする。
私はBLに対して偏見はそこまでない。というかそこまで接点がない。年齢制限のあるようなものは流石に見たことはない(流石に見れない)が、BL要素があるアニメもかなり少ないが一応は見ている。
学生時代の話になるが、過去に男友達が見た、と言っていたのでノリで全話見た「世界一初恋」を見ているせいか、ユーリオンアイスのイチャイチャを見たところで正直どうも思わない。
世界一初恋を見てから「押し倒すシーンがないなら、ただのじゃれ合い。」という認識。
個人的にBL作品は「ファンタジー要素の強い恋愛もの」というカテゴリーに収まっているので、よほど「どぎつい」もの以外は多分見れる。たぶんね(;´∀`)
テレビでも実写ドラマで「おっさんずラブ」とか「きのう何食べた?」とか放送されている時点で、今どき多少のBL要素があってもそこまで敬遠するほどじゃないと思うなぁ~というのが個人的感想。
話は脱線しましたが、今回紹介している「ユーリ!!! on ICE」はスポ根要素も強めの熱い展開があるので、そこまで気にならないかな?
男性諸君、騙されたと思って見るべし(`・ω・´)b!!
「ユーリ!!! on ICE」配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
電脳コイル
あらすじ
時は202X年、今よりもちょっと未来。
子供達の間で“電脳メガネ”が大流行していた。この“電脳メガネ”は、街のどこからでもネットに接続し様々な情報を表示する機能を備えた、子供たちになくてはならないアイテムだ。現代の携帯電話のように普及し、ほぼ全ての子供が持っている。
舞台は由緒ある神社仏閣が建ち並ぶ古都でありながら、最新の電脳インフラを擁する地方都市「大黒市」。小此木優子 は、小学校最後の夏休みを目前に、父の仕事の都合で大黒市に引っ越すことになる。
そこで出会ったのは、もう一人の“ユウコ”、天沢勇子 。同じ名前で同じ歳だが全くタイプの違う二人。新しい学校で個性豊かな子供たちと出会い、電脳空間で次々と巻き起こるフシギな出来事を体験する。
引用:公式/あらすじ
『電脳メガネ』とは?
子供たちの間で大流行しているウェアラブルコンピューター。
「オバケが見える魔法のメガネ」として遊び道具として使われている。常にインターネットに接続していて、メガネをかけると慣れ親しんだ実際の街並みに、これをデータ化したバーチャルな街並みが重なって映し出される。
メガネを使用するとゲームをしたり電脳ペットを飼ったりして電脳世界で遊ぶことができる。違法なソフトを使うと、メガネから光線を発射したりもできる。しかし、違法なソフトを使いすぎると、ウィルス駆除ソフトのサッチーにデータを消去される危険性が高くなる。
引用:公式/あらすじ
原作
オリジナルアニメのためアニメ原作の作品。
脚本家がノベライズした小説版(全13巻)はある。
アニメ/スタッフ&キャスト
キャスト
- ヤサコ:折笠富美子
- イサコ:桑島法子
- 京子:矢島晶子
- ハラケン:朴璐美
- フミエ:小島幸子
- ダイチ:斉藤梨絵
- メガばあ:鈴木れい子
- オバちゃん:野田順子
- アキラ:小林由美子
- デンパ:梅田貴公美
- ガチャギリ:山口眞弓
- ナメッチ:沼田祐介
「電脳コイル」感想:絵柄では伝わらない!隠れた名作SFアニメ
「隠れた名作SFアニメ」と語られる電脳コイル。あくまで個人的にですが、最初に紹介した「四畳半神話体系」よりも万人向けとは言えない?かな?と思ってる作品。
NHKアニメということもあり、前半は絵柄のイメージ通りで少々子供向け。だた、後半になると一気に伏線回収とともに子供を置いていくストーリー構成で大人を惹きつける。侮れないNHKアニメです。
ストーリーを簡潔に言ってしまえば「小学生最後の夏休みを過ごす、子供たちの成長物語」。
これだけ聞くとありきたりな気もするが、そこに仮想世界ではなく現実世界にAR(拡張現実)やホログラム(複合現実)を取り込み、キーアイテムとなる『電脳メガネ』、現代で言う『スマートグラス』を取り入れたまさにSFアニメ。
アニメの放映は2007年とはっきり言って古い。ただ、その頃に今現代の社会が推し進めている「デジタル化」や「ネットワーク化」が浸透した世界が描かれており、かつ「電脳メガネ」というウェアラブルデバイスを、スマホのように「生活必需品の一つ」として描いているあたりは、原作者の先見の明には感服する。
どこか懐かしさを感じる日常風景に重なるように存在する「デジタルな世界」は、興味心をそそられワクワクする反面。どことなく不気味さも感じ、ストーリーには「都市伝説」のような怪談話も盛り込まれおり、後半はホラー要素も含まれている。
前半の子供向けらしいドタバタで大人は飽きてしまいがちだが、後半は結構ぐっと来るものがあるので、是非オススメしたい。
デジタルに弱いヤツは見ろ!
私はどちらかと言うとIT化推進派。パソコンやガジェット好きということもあるけど、便利になるならガンガンやれ!!というタイプの人間。
色々なものがインターネットに繋がっていることが当たり前になりつつある昨今。おおよその人はスピードは人それぞれでも、デジタル化を受け入れて生活しています。
ただ、中にはそういったデジタル化に苦手意識を持っている人もいます。その大半の人は「難しそう」とか「よくわからない」という不安感による恐怖心が原因だと思います。
まぁ実際のところ暗号通貨だぁ、IoTだぁ、メタバースだぁ、VRだぁ、仮想現実だぁ~と調べればいくらでもありますが、全てをしっかり理解するのははっきり言って無理です。
ただ理解はしなくても「なんとなくイメージできる」ようになると、デジタル化に対する恐怖心は少なくなると思います。
『電脳コイル』という作品は、まさにその「自分の日常生活にデジタル化が浸透したらこんな感じなる。」という世界観で物語が進んでいくので、デジタル化が苦手な人はこの作品を見て漠然とでもイメージを持つことで、多少は苦手意識が緩和できると思います。
下手にサイバーで近未来すぎる作品(攻殻機動隊とか)を見ると余計頭がこんがらがるので、「デジタル化が進んだらこんな感じなる。」というイメージを持つために、この作品を見るのもありだと思います。
磯監督最新オリジナルアニメ『地球外少年少女』
磯監督が15年ぶりの原作・脚本・監督を務めるオリジナルアニメ『地球外少年少女』が上映決定。またSFアニメで楽しみ!
「電脳コイル」配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
映像研に手を出すな!
あらすじ(第一話)
アニメーション制作を夢見る高校1年生の浅草みどりは、同級生の金森さやかとともにアニメ研の上映会へ。
すると、カリスマ読者モデルとして知られる水崎ツバメが声をかけてきた。水崎はなぜか黒ずくめの男たちに追われていた。
浅草と金森は彼女を助け、男たちを撃退する。そして2人は水崎が意外にもアニメーター志望であることを知る。
浅草と水崎の即興での合作が始まり、意気投合した3人の前に「最強の世界」が広がっていく…。
原作/大童澄瞳(おおわらすみと)
作者は『大童澄瞳』さん。『月刊!スピリッツ』(小学館)にて2016年よりマンガが連載中。
アニメ/スタッフ&キャスト
- 原作:大童澄瞳
- 監督:湯浅政明
- 脚本:木戸雄一郎
- 音楽:オオルタイチ
- キャラクターデザイン:浅野直之
- 美術監督:野村正信
- 色彩設計:中村絢郁
- 撮影監督:関谷能弘
- 編集:斎藤朱里
- 音響監督:木村絵理子
- アニメーション制作:サイエンスSARU
キャスト
- 浅草みどり:伊藤沙莉
- 金森さやか:田村睦心
- 水崎ツバメ:松岡美里
- 百目鬼:花守ゆみり
- さかき・ソワンデ:小松未可子
- 藤本先生:井上和彦
- ロボ研小野:小野友樹
- ロボ研小林:小林裕介
- ロボ研後藤:綿貫竜之介
- ロボ研関:井澤詩織
「映像研に手を出すな!」感想:何度見てもワクワクする!アニメ好きならとりあえず見ろ!
何なんでしょうね、この面白さは?
テレビ放送ではなく配信落ちしてから全話視聴しましたが、普通の人が引くぐらいリピートして見てます。漫画も全巻大人買いしました。
女子高生が主人公ということで、良くあるゆるい部活動ものアニメと思うか知れませんが、全く違います。
アニメ制作に対してしっかりと納期が設定されており、スケジュールがギリギリでも間に合うように努力かつ調整もします。
もちろん妥協する部分もありますが、こだわる部分はしっかりとクリエイターとしての意地を見せて「魂を込めた妥協と諦めの結石」を完成させます。
アニメ制作ものとなると「SHIROBAKO」も名作です。あれはどちらかと言うと制作現場の裏側を描いた作品でしたが、本作はアニメーションに対する各キャラクターの強いこだわりをしっかりと見せてくれる作品です。
アニメの中でアニメを作ってアニメを流す。ある意味このアニメを作っているスタッフさんは本当に苦労されたと思います。湯浅監督はやっぱりすごい。
全体像が全く把握しきれない複雑な学校で、設定命の主人公「浅草みどり」が作り出す妄想の世界と、そうでないアニメの中の現実の世界のかき分けがすごく面白しワクワクする。
女子高生3人組の冒険アニメのような演出もすごく良い!妄想世界の効果音がほぼ全て「セリフ」になっている工夫もとてもおもしろい!!
『なんだか知らんが面白くなってきやがった!』というセリフが異様に似合う作品です。とりあえずまたリピートしてきます(`・ω・´)ゞ
完成させるのは『決定事項』。
部活動ものの中には「完成させることが目標」という作品が多い印象です。学生の部活動という範囲であれば、その考え方でも十分だと思います。
ただこの作品では「完成させる事は決定事項」という、言われてみれば至極当たり前の事ですが、大事なことをしっかりと教師からではなく生徒であるキャラクター「金森さやか」が仲間に忠告します。
アニメを作るアニメともなれば、登場するキャラクターは少なくとも「アニメ好き」というイメージを持たれるかもしれませんが、金森は全くアニメに興味がなく、この作品の中ではプロデューサーという立場で活躍します。
はっきり言ってクリエイターの立場から見れば「うるさいヤツ」という印象かもしれません。ただ、金森がいるからこそ目標が完成ではなく「自分が描きたい世界を作ること」を目標として挑戦できる。本当に大事で素晴らしいキャラクターだと思います。
作中の中で金森が言ったセリフ
金森
「仕事に責任を持つために、金を受け取るんだ!金は依頼した仕事の出来を保証させるためにあるんです。金を貰う以上、我々には仕事の出来を保証する義務が生じます。金を貰って責任を持つのと、金をもらわず責任とらないのと、どっちが健全か言ってみろ。」
恥ずかしながら、これを聞いた時ははっとさせられました。
私も一応ものづくりを仕事にしている身なので、このセリフを聞いてから本業で見積書を作る時は、今の自分のスキルと正直に向き合いながら、真剣に作るようになったのは言うまでもありません(;´∀`)
この作品は、是非ものづくりを仕事にしている大人にオススメできる作品です。どんな形であれ浅草のように「私の考えた最強の世界」を目指して切磋琢磨して行きましょう。
「映像研に手を出すな!」配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
東京ゴッドファーザーズ
あらすじ
ギンちゃん、ハナちゃん、ミユキ-。新宿で暮らすホームレス3人組の前に、意外なクリスマス・プレゼントがやってきた。ゴミの山の中で生まれたばかりの赤ちゃんを発見したのだ。
勝手に“清子”と命名し、ゴッドファーザー(名づけ親)となった3人は、雪ふる街を、親を探してさまよい歩く。
ウラ東京で、人生を生き抜くホームレスたちが、急転する「運命」の中で出遭う<奇跡>とは。
引用:ストーリー
原作/今敏
故「今敏」(こんさとし)監督のオリジナル長編劇場映画の第3作目の作品。
原作ではないが、本作は1948年のアメリカ映画「三人の名付親」に着想を得た作品としても知られています。
アニメ/スタッフ&キャスト
信本敬子さんはアニメ好きなら誰もがしる「カウボーイビバップ」や「マクロス」の脚本も手掛けた方です。残念ながら2021年12月1日にご逝去されました。ご冥福をお祈りします。
キャスト
脇役には声優の山寺宏一さん、大塚明夫さん、能登麻美子さん、犬山犬子さんなどなど地味に出演しています。
「東京ゴットファーザーズ」感想:年末年始のつまらないテレビ番組を見るぐらいなら、こたつに入ってこの作品を見ろ!!
ストーリーとしては至ってシンプル。東京で暮らすホームレス3人組が、クリスマスの夜にゴミ捨て場で赤ちゃんを拾い、残された手がかりをもとに親を探し、赤ちゃんを返そうと奮闘するコメディ映画。
私個人としてはクリスマスの時期に見る王道コメディ映画「ホームアローン」に次ぐ、家族で見れる日本のコメディ映画といっても過言ではないと思っています。
メインキャラクターの3人の声を演じるのは声優ではなく役者さん。
アニメ好きからすると「メインキャラクターの声が声優じゃない」となると、色々思うところがあると思います。私も地上波で映画の吹き替えを下手くそな芸人にやらせて宣伝するやつが一番キライ。
ただ、この三人は違います!PVを見て違和感を感じましたが?江守さんが演じるギンの声聞きました?違和感マジで感じないぐらいうまいんですよ。他のお二方もめちゃくちゃキャラに合ってて全然違和感がない。
作中で元ドラッククイーンのハナさんが歌う『越路吹雪「ろくでなし」』も是非聞いてほしい。耳に残って必ず原曲を探すことでしょう。
ストーリーとしてはシンプルにしてご都合主義。でもそれで良いんですよ。だってクリスマスから大晦日の間に起きた虚構の奇跡を描いてる作品なんですから!
この作品をオススメすると「絵が可愛くない。」という意見を耳にしますが、そんなつまらない事を言ってないでとりあえず見てよ(;´Д`)
そもそもこの作品の主人公はホームレス。実写化してリアルにしたらもっとキツよ?演じるのもイケメンや美少女じゃ成り立たない。
仮にイケメンが演じたら絶対「こんなホームレスいない!」って文句言うでしょ?そもそもゴミ捨て場に赤ちゃんだよ?ホームレスだろうが誰であろうが即警察だよ。
ありえない偶然や奇跡を綺麗に描くことのできる寛容なアニメーションだからできるシナリオの映画なんだから見て下さい。お願いします(´;人;`)
今敏監督作品の中では「一番見やすい。」
コメディ映画ではありますが、どことなく不思議な世界観で描かれている作品です。
今監督の長編劇場作品は下記の4作。
- 第1作:PERFECT BLUE
- 第2作:千年女優
- 第3作:東京ゴットファーザーズ
- 第4作:パプリカ
※第5作目となる予定だった「夢みる機械」を準備中に今敏監督は膵臓がんで亡くなられました。ファンとしては大変残念です。本当に見たかった。
4作中で一番「ふつうに」人にオススメできる作品は今回紹介する「東京ゴットファーザーズ」です。他の作品も大変面白いですが、なかなか素直に人にオススメするには難しい作品だと思います(;´∀`) ※PERFECT BLUEはR15作品。
はっきり言って作品自体が複雑で難しい!!
特に一番新しい作品の「パプリカ」あたりは「え?どっちがどっち?え?どういうこと?」という感想が普通だと思います。
今監督の他の作品も見てみたい!という人は「東京ゴットファーザーズ」の次は「千年女優」をオススメします。
千年女優を見て「もっと見てみたい!!」と思うようであるならば次は「PERFECT BLUE」。
最後に「パプリカ」をオススメします。
正直、私のような稚拙な知能しか持たない人間には今監督の素晴らしさを紹介できません_(┐「ε:)_
興味を持った方は是非、今敏作品のあの摩訶不思議な虚構の世界にどっぷり浸って堪能して下さい。
東京ゴットファーザーズはマジで笑えるコメディ映画だから安心してね(;´∀`)!!
配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
プラネテス
あらすじ
主人公ハチマキ(星野八郎太)はサラリーマン。宇宙ステーションでデブリ(宇宙ゴミ)回収を仕事にしている職業宇宙飛行士だ。自分の宇宙船を手に入れるため、同僚のユーリやフィー、新人のタナベとデブリを回収する日々。今年で4年目を迎えた25歳、そろそろ自分の生き方を考え始めてきた。
2075年。地球、宇宙ステーション、月の間を、旅客機が普通に行き交う世界で、ハチマキはどう想い、成長していくのか。
ハチマキは今日も仕事に出掛けていく。
引用:公式/ストーリー
原作/幸村誠(ゆきむらまこと)
月刊アフタヌーンで連載されたマンガ『プラネテス』を原作としたアニメ作品。原作者は「幸村誠」さん。
幸村先生は現在『ヴィンランド・サガ』を連載中です。
アニメ/スタッフ&キャスト
キャスト
- 星野八郎太:田中一成
- 田辺愛:ゆきのさつき
- フィー・カーマイケル:折笠愛
- ユーリー・ミハイロコフ:子安武人
- フィリップ・マイヤーズ(課長):岡田吉弘
- アルヴィンド・ラビィ:後藤哲夫
- エーデルガルド・リヴェラ:伊藤舞子
- カオ・チェンシン:檜山修之
- リュシー・アスカム:倉田雅世
- クレア・ロンド:渡辺久美子
- ドルフ・アザリア:加門 良
「プラネテス」感想:たとえ果てしなく広い宇宙を舞台にしていても、問題を起こすのはいつだって「人間」
もう本当に何年「この作品を見ろぉおおおおおお(# ゚Д゚)!!」と、リア友に吠え続けているのか、忘れるぐらい言い続けている作品です。
私自身が宇宙に興味を持つきっかけになった作品です。最近では前澤社長が宇宙に飛び立ち、無事帰還されたことにより、再度宇宙への関心が日本では深まってきているように感じます。
【解決】宇宙で質問に答えますhttps://t.co/JDb1ccFWaD @YouTube pic.twitter.com/h6YHbtcJSc
— 前澤友作┃地球に戻りました (@yousuck2020) December 25, 2021
前澤社長の影響なのかわかりませんが「プラネテス」は2022年1月よりEテレにて再放送が決定しました(*´꒳`*ノノ゙パチパチ
原作マンガ、かつアニメ版共に優秀なSF作品に送られる「星雲賞」を受賞している作品のため、SFアニメが好きな人には是非見てもらいたい。
世界観は宇宙開発が進んだ未来の話という設定ですが、今の時代で見るとそう遠くない未来の話、という感じがしますね。
この作品には『秒速8キロ―― 宇宙(ここ)ではネジすら凶器になる』というキャッチコピーが設定されています。
宇宙開発が急速に進むことにより使われなくなった人工衛星や、シャトルが切り離したタンク。ステーション建造時に出て廃棄物。通称「スペースデブリ(宇宙のゴミ)」が問題となり、秒速8キロで浮遊するただの「ネジ」が宇宙船(旅客機)に衝突し、墜落する大事故が発生。
その悲劇を繰り返さない。かつ、さらなる宇宙開発を進めるために、そのデブリを回収する仕事をこなす主人公たちの物語です。
「果てしなく宇宙は広いからゴミがあっても大丈夫!」と思う人も多いかもしれませんが、この作品を見た後だと下記記事がどれだけ「恐ろしい」ことをやってしまったか感じとれると思います。
どんなに広い宇宙でも、描かれるのはとにかく「人間臭い」ストーリー。
前半は1話完結型で話が進みますが、後半につれて人間関係の問題、国際問題、人権問題、環境問題、テロ、エトセトラ、エトセトラ・・・。とにかく後半になればなるほど話が重い(;´д`)!
それぞれのテーマ性が強く描かれていて、しかもここに哲学(宇宙とは?人間とは?愛とは?)まで入ってくるので、学生時代に見た時はもう頭がパンクしそうでした。
それでも、個性的な各キャラクターの生き様や過去。それを絡めたとにかく人間臭いヒューマンドラマが本当に魅力的で、最後まで惹きつけられます。
主人公はカッコよくありません。金もないのに「自分の宇宙船が欲しい!」と夢を語るサラリーマン。メインヒロインも可愛くありません。理想の愛を語るところなんて正直イライラします。
主人公たちが乗る宇宙船の女船長なんて、タバコが吸えない恨みからテロ作戦を阻止してしまうぐらいの強烈な人ですw
でも、それぐらい個性があって主張が強い人間じゃないと、死と隣り合わせの広い宇宙では生きていけない。架空の人物だとわかっていても「この人達は本当に必死に生きてる。」って伝わるぐらい人間臭いキャタクターから目が話せません。
話の根幹となる「自分と他者との関わり方」を、関係ないように描かれていた前半から見事に最後につなげていって、綺麗にまとめるあたりは本当にすごい作品だと思います。
配信サイト
今現在では下記配信サイトで視聴が可能です。
まとめ
気づけばこの記事は1万文字を超えました・・・・。30にもなって何やってるんでしょうね・・・・。誰も読まないようなこの記事に_(┐「ε:)_
この記事が「イイね!」と思ったら『かむかむレモン』お待ちしております(TдT)!!!
以上、有難うございましたm(_ _)m