どうも、白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。
今回は約5,000円台の価格で「アクティブノイズキャンセリング機能」が搭載されているACEFASTのワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』のレビュー記事となります。
「ノイズキャンセリングがついているイヤホンが欲しいけど、数万円のイヤホンはちょっと・・・」「コスパ重視で日頃から手軽に使えるワイヤレスイヤホンを探している人」の参考になれば幸いです。
本レビュー記事は、ACEFAST様よりご提供頂いた商品を基に記載しております。記事の内容に関しては、実際に私個人が使用して感じた感想を元に作成しており、忖度は御座いません。
目次
【結論】ノイズキャンセリングが欲しい!でも高いのは買えない!そんな人は『ACEFAST Active T2』がオススメ!
ワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』は、「ノイズキャンセリング機能がついている、手頃な価格のワイヤレスイヤホンが欲しい!」という人に是非オススメできる商品です。
「ノイズキャンセリング機能」があるヘッドホンは今や一般的に普及していている人気商品です。価格もある程度手頃なものが多くなりました。ただ、イヤホンとなると話は別です。
「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」を搭載したイヤホンは、名のある有名メーカーの商品の場合なら1~2万円が当たり前。代表格でもあるAppleの「AirPods Pro」ともなると約3万円近い値段になります。
お財布に余裕がなければ「試しに買ってみよう!」とは思えない、なかなか厳しい価格帯。私のお給料ではマジで買えません・・・(´・ω・`)
今回紹介するワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』は約5,000円台で「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」を搭載している大変コスパの高い商品です。
実際に約1ヶ月ほぼ毎日使ってみましたが、日常的に使うイヤホンとしては「丁度良い」というフレーズが似合う商品でした。
『ACEFAST Active T2』スペック
メーカー名 | ACEFAST(エースファースト) |
形状 | カナル型 |
通信方式 | ワイヤレス(Bluetooth5.2) |
主な機能 | ANCアクティブノイズキャンセリング機能、ENCノイズリダクションクリア通話、外音取り込み機能、Hi-Fi音質ステレオサウンド、単体で最大約7時間の連続再生 |
防水規格 | あり(IPX6) |
重量 | イヤホン:約4.5g/ケース含め:約48g |
- ANC(アクティブノイズキャンセリング):再生中の音楽に対してマイクとスピーカーにより周辺の騒音、特に周波数の低い音を除去できる機能。
- ENC(エンバイロメントノイズキャンセリング):通話中の周囲の環境音を低減できる機能。通話相手に自分の声がよりはっきり届けることができる。
ちょっと分かりにくいですが、ANCは聞く音のノイキャン。ENCはマイクに入力される音のノイキャン。
「ACEFAST」はどこの国のメーカー?
『ACEFAST(エースファースト)』は、2020年に中国深センに設立された「Shenzhen Houshuxia Technology Co., Ltd」のデジタル周辺機器を取り扱うプライベートブランドです。
主に充電器やカー用品、USBケーブルやオーディオ製品を中心に扱っているメーカー。アジア、アメリカ、ヨーロッパなど約30カ国で幅広く展開し、最近日本に正式参入してきた会社のようです。
「ACEFAST Active T2」と他社製品のスペックを比較
ワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』の比較対象として、Appleの「2021 AirPods Pro 」とSONYの「WF-1000XM4」の各基本スペックを比較してみた。
機能 / 製品名 | ACEFAST / T2 | Apple / 2021 AirPods Pro | Sony / WF-1000XM4 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 |
ノイズキャンセリング | ○ | ○ | ○ |
外音取り込み | ○ | ○ | ○ |
対応コーデック | SBS、AAC | SBS、AAC | SBS、AAC、LDAC |
防水 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
最大連続音楽再生時間 | 約7時間 | 約4.5時間 | 約8時間 |
イヤホン重量 | 4.5g | 5.4g | 7.3g |
充電ケーブル | USB-C | Lightningケーブル | USB-C |
価格 | 約5,000円 | 約29,000円 | 約27,000円 |
基本スペックは意外とハイエンドとほぼ同等。もちろん、最終的な音質はスペックだけ判断できるものではありません。
ただ、ハイエンドのAirPods Pro やWF-1000XM4とほぼ同等スペックが約1/6の価格帯で購入できると考えると、コスパの面ではワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』が群を抜いている感じです。
「AirPods Pro 」はiPhone向けの最適されたコーデックで、かつ充電もLightningケーブルなのでAndroid勢にはちょっと厳しいかな?
ちなみに何度でも言いますが、Bluetoothのバージョンは音質に関係しません。高音質を追求するなら「コーデック」をしっかり調べましょう。
『ACEFAST Active T2』開封レビュー
外箱
商品自体も小さいので、箱も小さい。
最近のワイヤレスイヤホンは、しっかりパッケージもデザインされてて安心する(;´∀`)
パッケージ内容
付属品は最低限の構成。
- イヤホン本体+充電ケース
- 充電用USBケーブル(Type A to C)
- イヤーピース
- 取扱説明書
充電用USBケーブル
充電用USBケーブルは全長約25㎝と短め。
イヤーピース
イヤーピースはイヤホンに装着済み(Mサイズ)を含めてSMLの3種類が付属。
取扱説明書
取扱説明書は日本語にも対応。難解な翻訳ではなく普通に読める。※これ大事!!
取扱説明書は公式HPからPDFでダウンロードできるので、気になる人はどうぞ。
充電ケース
色はマットブラック。テカテカしてないのが嬉しい。触り心地はサラサラ。
サイズは横幅はリップクリームよりも小さい。高さも半分以下。
正面には充電ケースの充電残量が確認できるLED。
後ろには充電用のUSB Type Cの差込口。
底面には銘板が印字されています。もちろん技適マークあり。
イヤホン本体
イヤホンの色はケースと同色。マットブラックなのは良いですが、正直見た目はちょっと地味すぎかなぁ・・・。
イヤホンの上にはマイクが搭載されています。
イヤホンはスティック型(通称:うどん型)で、タッチスイッチはスティック部分の下側に配置。
『ACEFAST Active T2』使い方・操作方法
ここでは、ワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』の基本的な操作方法をご紹介します。
電源のON/OFF
充電ケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源ON。イヤホンをケースに戻す、または未接続状態が約5分以上続くと自動的に電源OFFになります。
ペアリング方法
『ACEFAST T2』は充電ケースからイヤホンを取り出せば、自動的にペアリングモードに移行します。
この状態でスマホやパソコンから接続要求をすれば接続完了です。
ココに注意
スマホとの接続の場合、コーデックがデフォルト状態だと「SBS」になっている可能性があります。特別な理由がない限り『AAC(高音質コーデック)』に変更しておきましょう。※一度設定すればペアリングを解除するまで有効です。
Bluetooth非搭載のデスクトップパソコンと接続する場合はBluetooth USBアダプタ。または拡張ボードの購入を検討してみて下さい。
【ゲーミングPC】WiFi無線LAN & Bluetooth拡張カード 取り付けメモ
ドスパラで購入したゲーミングパソコンに後付で無線LANとBluetoothをつけて見ました。
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タッチスイッチで操作できること
イヤホン本体のタッチスイッチ(多機能ボタン)では、下記操作が可能です。
操作 | 操作方法 | ボタン指定 |
再生/一時停止 | 1クリック | 左右 |
次の曲へ | ダブルクリック | 右のみ |
前の曲へ | ダブルクリック | 左のみ |
モード切り替え(※) | 2秒長押し | 左右 |
音声アシスタント(Siri / Google Assistant) | 3クリック | 左のみ |
電話を受ける/通話を終了 | ダブルクリック | 左右 |
受信拒否 | 2秒長押し | 左右 |
※モードは「外音取り込みモード(Transparency ON)」→「ノイズキャンセリングモード(ANC ON)」→「抑制なし(OFF)」で切り替わります。
片耳だけで使う方法
特別な設定は必要ありません。ペアリング後、片方だけケースから外せば自動的に片耳だけで使用可能です。
片耳だけの状態からもう片方をケースから外すと、自動的に両耳に接続されます。
イヤホンと接続できない場合
うまくイヤホンと接続出来ない場合は、下記手順でイヤホンを初期化しましょう。
step
1ペアリングを解除
スマホやパソコンから一旦「ACEFAST T2」のペアリングを解除。
step
1イヤホンを初期化
イヤホンをケースに戻し、ケースの真ん中にある物理ボタンを約10秒間長押し。ケースのLEDが青く点滅したらイヤホンの初期化(リセット)が完了です。
スマホやパソコン側のペアリングを解除しないとうまく行かない場合があります。注意して下さい。
『ACEFAST Active T2』使ってみて感じたメリット・デメリット
「ノイズキャンセリング+防水」でこの値段はコスパがいい
なんと言っても約5,000円台でこのスペックのイヤホンが購入できるのは有り難いです。
ノイズキャンセリング付きのヘッドホンは、最近価格が落ち着いてきたもものの手軽に外で使うには少しサイズが大きく、持ち運びが少々面倒。
かつ、これは私の個人的なことになりますが、外でヘッドホンを使うのはなんとなく恥ずかしい・・・(;´∀`)
そうなると、手軽に持ち運べるコンパクトなワイヤレスイヤホンが日常使いでは最適になります。ただ、ノイズキャンセリング付きのイヤホンはまだまだ手頃な値段の商品が少ない印象です。
今回紹介するワイヤレスイヤホン『ACEFAST T2』は、ノイズキャンセリング機能搭載で価格も手頃。見た目の派手さも少なく日常使い、特に社会人の人には最適だと思います。
音質は正直ってまぁまぁ
『ACEFAST T2』の音はドンシャリ音ではなく、中間と低音重視の長時間使っていられる疲れにくい音質だと思います。
どんなにスペックとコスパを称賛してもイヤホンにとって一番大事なのは音質。
私は音質を評価できるほどオーディオ機器の聴き比べは出来ていませんが、正直言って『ACEFAST T2』の音質は私にとっては『普通』といった感想です。
誤解しないで欲しいのは、音質が悪いわけではありません。使っていて音が悪いとは一度も感じていません。
私が所有しているヘッドホンは、どれも約5,000円台のコスパ重視のヘッドホンやイヤホンで、数万円する高級なヘッドホンは所有していません。
そのため、自然と比較する対象が同価格帯のヘッドホンやイヤホンとなり、その中で比較すると音質は「普通」という感想になります。
逆に言えば高音や低音の強調が少ないため、在宅勤務でほぼ一日中イヤホンをつけながら仕事をしている私でも、長時間使っていられます。
ANCノイズキャンセリングは結構優秀だと思う。
「安いイヤホンのノイズキャンセリングって微妙なのでは?」と思う人もいるかと思いますが、価格帯を考えると結構優秀です。
同じ価格帯のノイズキャンセリング付きヘッドホンを所有していますが、性能はほぼ変わりません。
むしろ、ヘッドホンよりも耳に対する遮音性が低いにも関わらず、ほぼ同じぐらいのノイズキャンセリングの能力があるのは素晴らしいと思います。
部屋の中で使うと扇風機やエヤコンなどの送風音。窓の外の風の音や雨の音はほぼ聞こえません。
休日のスーパーや騒音が多いところで『ACEFAST T2』を使っていると、ノイズキャンセリング機能がしっかり効いているのがよく分かります。
ただ、流石にハイエンドタイプと言えるAppleの「2021 AirPods Pro 」やSONYの「WF-1000XM4」のような完全な無音には出来ません。
ですが、日常的に使う分には十分なノイズキャンセリング能力だと思います。
タッチスイッチは誤操作がしやすい
タッチスイッチを搭載したイヤホンは今や珍しいものではありません。
ただ、タッチスイッチ搭載のイヤホンは総じてスイッチ部分が小さい、かつ搭載位置の問題もあって誤操作しやすいです。
『ACEFAST T2』も残念ながら例にもれず、スイッチの搭載位置的に耳からイヤホンを取り外す時に誤ってスイッチを押してしまい、勝手に音楽が再生されることがありました。
こればっかりはコンパクトなイヤホンタイプの弱点の一つです。
タッチスイッチが嫌いな人はノイズキャンセリング機能はありませんが、ワイヤレスイヤホンには珍しい「物理スイッチ」を搭載した『SOUNDPEATS Sonic ワイヤレスイヤホン』を検討してみて下さい。
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「外音取り込みモード」はしっかり音を取り込むタイプ
『ACEFAST T2』の外音取り込みモードは、違和感とまではいかないものの「外の音をしっかり取り込みます!!」といった感じで音が入ってきます。
私も昔は「外音取り込みモードの使いどころ」がわかりませんでした。
ただ、仕事中や外を散歩していたり料理中などなど「イヤホンだったら周りの音も聞こえるだろう。」と思いがちですが、意外と騒音に気づかない場合が多いです。
在宅勤務中であれば宅配便等のインターホン。散歩中だったら後ろからの車の走行音。料理中なら沸騰している音などなど、意外と聞こえそうで聞こえないので案外「外音取り込み機能」は使います。
『ACEFAST T2』の「外音取り込み機能」は人によっては少し違和感を感じるぐらい音を取り込みがちかもしれません。ただ、逆にこれぐらいしっかり外の音を取り入れてくれたほうが、個人的には良いかな。
他社メーカーの場合、外音取り込みモードは「アンビエントサウンドモード」という名称になっていますが、『ACEFAST T2』では「トランスパレンシーモード(Transparency Mode)」という名前になっています。
マイクの音質は普通に使える程度かな?
『ACEFAST T2』のマイクで実際に録音してみました。WEB会議等で使う場合は参考にして下さい。
流石にゲーム実況等で使うには無理がありますが、通話で使う分には問題ない感じです。
イヤホンが軽く、長時間つけていても耳が痛くなりにくい。
『ACEFAST T2』は、イヤホン自体の重量が比較的に軽いのも影響しているのか、長時間耳につけていても耳が痛くなりにくいです。
先程のスペック比較表で分かる通り、ハイエンドタイプのイヤホンだと少し重い傾向にあります。数値的には1~2グラムの違いなので、そんなに違いは無いように思うかも知れません。
ですが、長時間イヤホンをつけっぱなしだとこの1~2グラムの違いが耳への負担に直結します。長時間イヤホンを使いたい人は、イヤホンの重量も気にしてみて下さい。
ゲーム向けにはちょっと不向きかも。
『ACEFAST T2』は動画を見る分には音の遅延は全く感じません。ただ流石に音ゲーやFPSなど、音が重要になってくるゲームだとちょっと違和感を感じます。
目に見える遅延を感じるわけではありませんが、ゲームプレイ中に「うん?(´・ω・`;)?」となることがあるので、流石にゲーム向けにはちょっと厳しいかな?
『ACEFAST Active T2』口コミと評価
小さくて軽量で負担感のないものを探してました。その目的においては十分でした。軽量で気軽に使いやすいので、完全ワイヤレスを使ってみたい人にはコスパいいです!
イヤホンと充電ケースは小さくて、とても軽いです。使用時間も長いから普段の使いとして十分だと思います。片耳でも使えるから、とても使いやすいです。
低音の音質は気持ちいいですが、高、中音域がこもった感じに聞こえる気がします。ノイズキャンセリングは普通に良いです。低音重視なら最高だと思います。
とにかくコンパクトで軽いのが良いです。音質もBluetoothのコネクションも特に問題なく、安定感のあるワイヤレスイヤホンといったところ。タッチ操作がややトリッキーなのが唯一の改善点ですね。
『ACEFAST Active T2』まとめ
この記事をまとめると・・・
こんな方におすすめ
- コスパ重視で「ノイズキャンセリング」機能がついているイヤホンが欲しい人
- コンパクトで軽いイヤホンが欲しい人
- 日常的に長時間イヤホンをつけて作業する人
いきなり高いイヤホンを購入するのに抵抗がある人は、まずは手頃な値段で「ノイズキャンセリング機能」や「外音取り込み機能」が搭載されている『ACEFAST T2』の購入を検討してみてはいかがでしょうか?
以上、有難うございましたm(_ _)m