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【重い布団】は本当に安眠効果があるのか?サラリーマンが試してみた!

2020年9月27日

 

どうも、白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。

 

今回は安眠、睡眠の質が向上すると言われている「重い布団」こと『ウェイトブランケット』を実際に使ってみたレビュー記事となります。

 

「寝付きが悪い」「寝ても疲れが取れない」など、悩みを持っている人は是非参考にして下さい。

 

KiRi

実際に使って感じたメリットとデメリットも詳しく解説します。

 

今回紹介する商品は「重い布団」「重力ぶとん」「重力ブランケット」「ウェイトブランケット」「重いブランケット」「チェーンブランケット」「加重ブランケット」「加重布団」などなど、色々と名前がありますが、この記事では『重い布団(ウェイトブランケット)』で統一しています。

 

 

この記事でわかること

  • 重い布団(ウェイトブランケット)の効果
  • 重い布団(ウェイトブランケット)の商品レビュー
  • 重い布団(ウェイトブランケット)を使って感じたメリット・デメリット
  • 重い布団(ウェイトブランケット)の注意点
  • 重い布団(ウェイトブランケット)の口コミと評価

 

 

【結論】重い布団(ウェイトブランケット)は万人受けではない!でもオススメしたい!

 

これだけははっきり言えますが、万人受けの商品ではありません。『誰でも快眠!睡眠の品質向上!』とは言い難いです。ただ、合う人にはとてもオススメできる商品です。

 

購入して既に2~3ヶ月(追記:2022年で2年目突入)。毎日使っていますが、寝苦しさを感じたことはありません。

 

帰省した時に母親に「重さ6キロの布団で寝ている。」と話したところ「信じられない。絶対にヤダ。」と言われましたw

 

合う合わないはどんな商品にもありますが、この商品はそれが謙虚に出るものです。

 

素人意見の記事ではありますが「重い布団を試してみたい人」や「気になるけど購入を躊躇している人、検討している人」は、是非最後まで読んで頂けると幸いです。

 

1年間使ってみた長期レビュー記事を投稿しました。参考にして頂けると幸いです。

【1年間使ってみた本音】 重い布団(加重ブランケット)のメリット・デメリット【長期レビュー】
【使用歴3年目の本音】重い布団/加重ブランケットのメリット&デメリット

安眠に効果があるとされている「重い布団」を実際に購入して『1年間』使ってみた長期レビュー記事です。

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重い布団(ウェイトブランケット)の購入のきっかけ

 

夏と冬を比べると、私は冬のほうが眠りにつくまでの時間が短いです。かつ、体感するレベルで朝起きた時に「しっかり寝られた。」と感じます。

 

夏は比較的に寝苦しい季節だけど、それにしても違いすぎる。」と疑問に思っている時に、メンタリスト DaiGoの動画を発見。

 

この動画を見て「ああ、そういうことか。」と、自分の中で納得ができました。

 

私は冬になると羽毛布団の上に、更に冬用のコートやダウンを載せて寝ています。つまり、私は意図せずに「重い布団」で寝ていました。

 

寒いなら電気毛布とかエアコン買えよ。」と言われたらそれまで。

 

たしかに、やるようになったきっかけは寒かったからです。ただ、最終的には「この方がなんか寝付きがいいし、気持ちがいい。」という理由でやっていました。

 

「だったら、夏も重い布団にすればよく寝れるかも!」と思い立ち、今回紹介する『重い布団(ウェイトブランケット)』を購入しました。

 

 

重い布団(ウェイトブランケット)の効果は?本当に安眠に繋がるのか?

 

『軽い布団が正義!重い布団なんて不快だ!そんなものは宗教だ!』とか言われそうなので、一応根拠を何点かあげます。

 

重い布団(ウェイトブランケット)の主な効果は下記の通りです。

ココがポイント

「重い布団(ウェイトブランケット)」を使うと。。。

  • 不安感が減少し、安心できる。
  • ぐっすりと長く眠れる。
  • 安眠に適したホルモンバランスになる。

 

そもそもの開発経緯は、アメリカの動物学者「テンプル・グランディン」の研究が元になっています。

 

牧場で予防注射をする家畜が「締め付け器」で押さえつけられていると、大人しくなっているのをみて「人間にも効果があるのでは?」と思ったのがきっかけ。

 

彼女自身も自閉症であり、触覚(しょっかく)が過敏で、どうしたらそれを克服できるか試行錯誤し、体に強めの圧迫感を与える「締め付けマシーン」を開発。

 

これをもとに「適度な圧迫にはリラックス効果がある」という着想から開発された商品とのこと。

 

 

研究結果からも「重い布団(ウェイトブランケット)」の効果は証明されている。

 

アメリカの病院で、32名の大人に30ポンド(13.6kg)もの重さのブランケットを使って眠って貰ったところ、下記のような効果があったと報告されている。

  • 33%はEDA(皮膚電気活動)が低下(=リラックス)した。
  • 63%は使用後の不安の低下を報告された。
  • 78%は重いブランケットを使って「落ち着いた」と感じた。

引用:Exploring the Safety and Therapeutic Effects of Deep Pressure Stimulation Using a Weighted Blanket

 

スウェーデンの医科大学付属病院の研究チームは、うつ病、不安障害、ADHDの患者120名を無作為に2つのグループに分け、見た目が一緒の「重い毛布(6~8kg)」と「普通の毛布(約1.5kg)」を4週間使って貰ったところ、重い毛布を使って貰った方の患者に大きな利点が発見されました。

The intervention by the weighted blanket resulted in a significantly better sleep-maintenance, a higher daytime activity level, and reduced daytime symptoms of fatigue, depression, and anxiety.

直訳:加重毛布による介入は、有意に優れた睡眠維持、より高い日中の活動レベル、および疲労、鬱病、および不安の日中の症状の減少をもたらした。

引用:A randomized controlled study of weighted chain blankets for insomnia in psychiatric disorders

Weighted chain blankets are an effective and safe intervention for insomnia in patients with major depressive disorder, bipolar disorder, generalized anxiety disorder, or attention deficit hyperactivity disorder, also improving daytime symptoms and levels of activity.

直訳:加重チェーンブランケットは、大うつ病性障害、双極性障害、全般性不安障害、または注意欠陥多動性障害の患者の不眠症に対する効果的かつ安全な介入であり、日中の症状と活動レベルも改善します。

引用:A randomized controlled study of weighted chain blankets for insomnia in psychiatric disorders

 

他にも、台湾の大学病院では「女性15名に歯科治療の際に重いブランケット(約6キロ)を使って貰ったところ、心拍数の上昇が優位に少なくなり、不安感も少なくなった。

 

アメリカのマイアミ大学では「ストレスホルモンが低下し、幸せホルモン(セトロニン)が増加した」との研究結果が出ているそうです。

 

ニトリでも『重い毛布』として発売している。

 

私は発売されていたことさえ知りませんでしたが、結構な人気商品らしいです。現在でも「重い毛布」として販売されています。

 

KiRi

ニトリの場合は季節商品という扱いみたいなので、秋から冬の時期に販売されるみたいです。

 

重い布団(ウェイトブランケット)の適正重量は?

 

『重ければ重いほどいい!』というものではなく、自分の体重の10%前後の重さの適度な圧力(重量)が理想的とされています。

例えば、体重が50kg台なら約5kgの布団。60kg台なら約6kgぐらいが最適とされています。

 

KiRi

日本で市販されている「重い布団」のほとんどは、重量5~7キロぐらいのものが多い印象です。

 

 

重い布団(ウェイトブランケット)『tobest トゥーベスト 加重ブランケット』開封

 

私が購入したのは「tobest トゥーベスト 加重ブランケット 専用ブラックカバー付き」。サイズはLサイズで重量は6キロ。

梱包箱

梱包箱/メッセージ

 

KiRi

私は体重が約65kgなので、Lサイズ(6kg)を購入。

 

梱包内容

梱包されている状態 ブランケットと布団カバー

 

箱の中にはブランケット(本体)と付属の布団カバー、取扱説明書のみ。

 

写真の状態だと「6キロの布の塊」なので素直に重い!

 

KiRi

正直言ってこの時は「大丈夫なのだろうか・・・」とちょっと不安だった。

 

タグ(品質表示)

ブランケットのタグ。パッケージに記載された通り、重さを稼ぐために「ガラスビーズ」が入っています。

タグ/洗濯マーク

 

  • 品名:ディープスリープブランケットL
  • 型番:T11-LBK
  • サイズ:約100x170cm
  • 重量:約6.0kg
  • 側生地:ポリエステル100%
  • 詰め物:わた/ポリエステル100%/ビーズ/ガラス

 

付属の布団カバーのタグ。カバーは特殊なものではなく、作りも普通のカバーです。市販の別のカバーに交換することも可能。

布団カバーのタグ/洗濯マーク

 

  • 品名:ディープスリープブランケット カバーL
  • 型番:T11-LBK-C
  • サイズ:約102x172cm
  • 組成:ポリエステル100%

 

付属のカバーの色はほぼ”黒”

付属のカバーの色はほぼ黒

 

写真で見るとキレイな紺色に見えますが、部屋の中で見ると「ほぼ黒」です。手触りはちょっとツルツル?している感じで、個人的には結構好きです。

 

繰り返しになりますが、カバー自体は普通の布団カバーと変わらないので、必ず付属品を使う必要はありません。

 

 

「重い布団(ウェイトブランケット)」を使って感じたメリット・デメリット

 

ここからは、実際に2~3ヶ月ほぼ毎日『重い布団(ウェイトブランケット)』を使ってみて感じたことをまとめます。

 

そもそも重くないの?肩や腰はこる?疲れて息苦しくない?

 

まず、普通の布団に比べれば重くは感じます。ただ、あくまで総重量が約6kgという商品で、体の一点にその重量がのしかかるわけではありません。

 

最初に使った素直な感想は「布団がピッタリ体にフィットして気持ちが良い。」でした。

 

手で持つ場合と身体に掛けて感じる重さは全く違います。重さは布団の面積だけ分散するので、適度な重さであれば「重い」とは感じません。

 

あと「重い布団だと肩がこる。」「腰が痛くなる。」という意見もちらほら口コミ等で拝見しましたが、今のところ「重い布団(ウェイトブランケット)」を使っていて痛くなったことはありません。

 

寝付きは確実に良くなった!と実感している。

 

私は「不眠症」ではありませんが、寝付きはあまりいい方ではありません。

 

仕事が修羅場でストレスMAXの時は、布団に入っても数時間寝付けないことがあります。かつ、寝て起きても全く寝た気がしない日が続いたこともあります。

 

「重い布団(ウェイトブランケット)」を使い初めてから劇的な変化ではありませんが、確実に寝付きは良くなりました。

 

起きた時によく寝れたと思うようになったし「体の疲れも取れている」と実感できています。

 

夏は暑くないの?

 

「重いブランケット(毛布)」と聞いて「それ夏は暑くないの?」と思われる方がほとんどだと思います。かく言うわたしもその一人です。

 

そして、私が「重い布団(ウェイトブランケット)」を購入したのは7月、そう夏真っ盛り!!

 

さて、気になる結論ですが無理ではなかった」です。

 

流石に全身を布団で覆うのは暑いので、上半身にのみブランケットをかけて、足はむき出しで寝ていました。もちろん、この状態でも十分ウェイトブランケットの効果は感じます。

 

クーラーを使ってしっかり部屋の温度を管理していれば、全然問題はないと思います。

 

ただ、率直に「暑いのか?暑くないのか?」と聞かれたら、暑かったですw

 

洗濯できない!

 

まず、誤解のないように前もって言っておきますが、布団カバーは洗えます。

 

ブランケットのタグの洗濯マークを見た時に「え?!」と思った方が多いと思いますが、重い布団(ウェイトブランケット)は洗濯できません。

 

商品の取扱説明書にも「この製品は洗えません。」としっかりと明記されています。

 

取扱説明書には「普段のお手入れは、定期的に風通しの良いところで陰干しして、湿気を飛ばして下さい。」とあります。

 

「布団を丸洗いできない」というのが、この商品の一番のデメリットでしょう。

 

ココに注意

  • 『この商品がだけが洗えない』というわけではなく、ほとんどの加重ブランケット、ウェイトブランケット、チェーンブランケットは「洗濯機」で洗濯ができません。
  • ニトリの「重い毛布」も『※本体は洗えません。洗濯機での洗濯はしないでください。』と明記されています。

 

商品によっては「洗濯可能」というものもありますので、検討してみて下さい。

 

重い布団(ウェイトブランケット)の口コミ

 

寝起きが悪く、どれだけ早く寝てもいつも寝足りないと言って疲れた顔で仕事に行く旦那。起こす方も大変なので、こちらの商品を使わせてもらいました。最初はかけるだけでスッキリ起きれるのか?と正直半信半疑でしたが、使ってみてびっくり!普段アラームでは絶対起きなく、完全に起きるまでに30分以上かかる旦那が、朝自分でアラームを止めて起きてきました!こんなにすぐに効果がでるなら、もっと早く知りたかった!と思うほどでした。

 

商品が届いたときは、箱の重さに驚きました。広げると重さが分散するので、全身に程よい重みを感じて、包まれるようでよく眠れました。掛け布団の自重のおかげで、端が捲れづらくなり、すきま風が入ってこないのも良かったです。試しに貸してと言われ、子供に貸したら、気に入ったようで返ってこなくなりました。

 

女性としては高身長なのでLサイズも検討したのですが、重すぎて扱いづらかったら困ると思いMサイズにしました。長さが少し足りないので上から薄い布団を掛けて寝ると、全体的に分散した適度な重みで、夜中に目覚めることなく朝までよく眠れスッキリ起きれました。ブランケットというには本体もカバーもツルツルしていて毛布としての暖かさがあまりないのと、カバーアリでもナシでも真っ黒すぎて寝室のインテリアから浮いてしまうというのが、マイナス1の理由です。カバーの色や素材が選べたり、別で購入できるといいなぁと思います。

 

『Amazon』の口コミをもっと見る

『楽天』の口コミをもっと見る

 

重い布団(ウェイトブランケット)を購入する際の注意点

子供向け使うなら、絶対に「重量」は間違うな!

 

ADHD(注意欠陥・多動性障害)にも効果がある』ということもあり、子供向けに購入を検討する人もいると思います。

 

ウェイトブランケット、加重ブランケット、チェーンブランケットなどなど、類似品が沢山あるので目移りしてしまうかもしれませんが、必ず「重量」だけは最適なものを選んで下さい。

 

残念ながら、実際に海外では子供が誤った使い方をしてしまったがために、死亡事故も起きています。

 

『重い布団(ウェイトブランケット)』の適切な重量は使う人の体重の10%前後の重さです。

 

私が紹介し購入した商品は、重量だけで見れば「成人向け」です。これだけは本当に忘れないで下さい。

 

 

身体の弱い人(幼児や高齢者)が使う場合は要注意!

 

幼児はもちろん、高齢者など、身体が弱い人にはおすすめできません。

 

かつ怪我をしている人や、呼吸器系の病気を患っている人は医者に相談してからにしましょう。

 

「適度な圧迫感」とはいえ、身体への負荷であることには変わりはありません。注意して下さい。

 

重い布団を試したい!『布団を重くする方法』

 

重い布団を試してみたい!」という人は、私が実際にしていたように布団の上から冬用のコートやダウンを重ねがけして寝てみて下さい。

 

夏場の場合は、タオルケットやバスタオルなどなど、かけられるものをとりあえず重ねがけしてみて下さい。

 

もしくは、昔ながらの「木綿わたの布団」や、使い古した「せんべい布団」があるならそれを掛けて寝てみて下さい。

 

ココがポイント

  • 重ねがけする際は、上半身をメインに覆うようにして下さい。
  • 「体全体に重ねがけする」というよりは「上半身7:下半身3」ぐらいが個人的にはベストです。

 

KiRi

重ねがけして「なんか安心する」と感じるなら、ぜひ今回紹介する「重い布団(ウェイトブランケット)」がおすすめできます!

 

まとめ

今回のレビューをまとめると。。。

重い布団(ウェイトブランケット)のまとめ

  • 万人向けではない。でも、合う人には最適な商品!
  • 色々な研究から「効果あり」との結論が出ている。
  • 試してみたい人は、とりあえず布団の上にいろいろ重ねがけして寝てみるべし!

 

何度も言いますが、万人受けではありません。圧迫感を不快に思う人も当然います。

 

ただ、合う人にとっては「早く買っておけばよかった」と思う商品なので、ぜひ検討して見て下さい。

 

以上、ありがとうございましたm(_ _)m

【1年間使ってみた本音】 重い布団(加重ブランケット)のメリット・デメリット【長期レビュー】
【使用歴3年目の本音】重い布団/加重ブランケットのメリット&デメリット

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  • この記事を書いた人

白夜霧

現役のIT土方・社畜・カフェイン中毒者。趣味のために生きる。サラリーマンの雑記ブログ。さり気なくYouTuberデビューしました\(^o^)/

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