どうも、白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。
今回は、タイヤマーカーで自作の「ホワイトレタータイヤ」を作ったのでその覚書です。
かつ、使用した「ソフト99 補修用品 タイヤマーカータッチカラー ホワイト」のレビュー記事となります。
私は、夏用タイヤは17インチ。冬用のスタッドレスタイヤはインチダウンした16インチのタイヤを使用しています。
インチダウンしている理由は単純にタイヤの値段の問題。
17インチのスタッドレスタイヤは結構良い値段なので、冬の間のだけは16インチのタイヤを履いています。
車高がノーマルなので17インチから16インチに変えると、タイヤとボディの隙間が広くなり見た目がちょっと微妙。
見た目を改善するために「この際、ラリー車っぽくする方法はないだろうか?」と考えて、たどり付いたのがホワイトレタータイヤ。
流石にホワイトレターのスタッドレスタイヤは買えませんが、タイヤマーカーで塗るだけなら簡単にできそうなので、実際にやってみました。
目次
- 1 【結論】ホワイトレターはダサくない!ワンポイントのアクセントとしていい感じ!
- 2 「ホワイトレター」のタイヤを購入する方法は?
- 3 自作で「ホワイトレタータイヤ」を作るために必要なものは?
- 4 白以外もある!黄色、赤、オレンジなど!オススメのタイヤマーカー
- 5 実際に購入した「ソフト99(SOFT99) 99工房 補修用品 タイヤマーカータッチカラー ホワイト」
- 6 「ソフト99 タイヤマーカー」を使う時に準備した方がいいもの
- 7 「ソフト99 タイヤマーカー」の使い方・塗り方
- 8 「ソフト99 タイヤマーカー」を使ってみて感じたメリット・デメリット
- 9 まとめ / 【お手軽カスタム】タイヤマーカーのホワイトレタータイヤは本当にダサいのか?
【結論】ホワイトレターはダサくない!ワンポイントのアクセントとしていい感じ!
今回始めて自分でタイヤに色を塗り「ホワイトレター」にしてみましたが、個人的に結構満足しています。
塗った範囲も広くないので「たいして目立たない」だろうと思っていましたが、思った以上に良いアクセントになりました。
もちろん、本物のホワイトレタータイヤと比べれば微妙かもしれません。ただ、コストはほぼかからず、手軽に誰でもできるのでオススメです。
「ホワイトレター」のタイヤを購入する方法は?
私は「楽天タイヤ」を利用することが多いですが「ホワイトレター タイヤ」と検索すると普通に出てきます。
欲しいサイズのタイヤがあればあとは購入して履き替えるだけです。
【楽天タイヤ交換】でスタッドレスタイヤに交換してみた【画像付き】
楽天タイヤ交換を利用して、スタッドレスタイヤを交換してみました。ただ、ちょっとだけ「楽天タイヤ交換」のやり方や使い方が分かりにくかったので、覚書を兼ねて記事にしてみました。
続きを見る
ただこの場合、印刷されている文字やデザインは、販売されているものだけなので限定されます。
興味のないブランド名が印刷されているタイヤは、個人的に欲しくありませんw
自分の欲しいサイズのオリジナルの「ホワイトレター」のタイヤは作れるのか?値段は?
では「自分が指定するタイヤに、自分が指定する文字のホワイトレターにはできないのか?」という問題になります。
探してみると「タイヤプリント.com」というサイトで、自分のオリジナルタイヤプリントが可能なようです。
プリント料金を見ると乗用車でタイヤ4本で「¥27,000から」と決して安くはありません。※金額はタイヤサイズによって変動
対応してくれる店舗が近くにあればいいですが、近くにお店がなければタイヤ店舗まで発送する費用。
かつ、プリントされたタイヤを自宅などに発送してもらうための料金。かつ、そのタイヤに履き替える料金などなど。
タイヤ4本の宅配便の送料は片道でおおよそ¥8,000ぐらいするので、それを考えると乗用車なら結局6~7万?ぐらいはかかるかもしれません。
「オリジナルデザインのタイヤ欲しい!」「他の人と被りたくない!」というのであれば、選択肢としてはありですがお金との相談ですね(;´Д`)
自作で「ホワイトレタータイヤ」を作るために必要なものは?
「流石に数万円は出せない・・・。」と思われる方も多いでしょう。私もその一人です(^_^;)
では、もっと手軽にホワイトレターのタイヤを自作する方法としていくつかあるのでご紹介します。
タイヤステッカー(ゴム製・ラバータイプ)
ラバー素材のアルファベットのステッカーを、タイヤに貼り付けて「ホワイトレター化」することができます。
ただし、ステッカーを貼り付けるための接着剤は「タイヤステッカー専用の接着剤」を使う必要があります。
タイヤに貼り付けるだけなので、作業も簡単で見た目も良い感じになると思います。
ただ、ステッカーの1文字が約¥800~900ぐらいします。文字数によって費用が変動するので、コスパはデザイン次第です。
また、縁石か何かに引っ掛かって「1文字どこかに落っことした(;´Д`)!!」ということがありそうで、個人的にはちょっと怖いです。
ラバーペイント(ゴム用の塗料)
ゴム用の塗料をタイヤに塗ってホワイトレター化する方法。
色も塗料の種類さえあれば色々できるので、自由度が高いです。うまくできれば自作の中で一番きれいに仕上がると思います。
ただ、筆で塗る必要があり、車にタイヤを装着した状態やると塗料が垂れてくる可能性があるため、タイヤを外して行う必要があります。
作業難易度は一番高いかもしれません。
タイヤマーカー(ペンタイプ)
タイヤに直接ペンで色を塗る方法。
昔からある方法で、かつ一番作業難易度も簡単で安上がり。かつ、ペンならタイヤを外すことなく簡単に塗れます。
例え白以外の色を揃えたとしても、数千円ぐらいに収まります。
ただし「ペンならなんでも良い」というわけではありません。発色がよく、かつ「ゴムにでも書けるペン」である必要があります。
普通のどこにでも売っている油性のペンでは、色が弾かれたりすぐに色が落ちてしまします。
また、ゴムのような光沢を出すのは難しいため、ペンでやる場合が一番「なんちゃって感」があります。
今回私は一番手軽、かつ一番安い「タイヤマーカー」で塗ってみました。
白以外もある!黄色、赤、オレンジなど!オススメのタイヤマーカー
「色は白だけでいい」という場合なら「タイヤマーカー」として販売されている「ソフト99 補修用品 タイヤマーカータッチカラー ホワイト」が一番安心感があります。
ただ、赤やオレンジ、青など「白以外の色が欲しい!!」という人もいるでしょう。
Amazonには評価はちょっと微妙ですが、赤やオレンジ、紫やピンクもあるタイヤマーカーが販売されているので、試してみるのもありかもしれません。
ホワイトレターには建築用・工業用マーカーが最適!?
「もっと安いペンはないのか!?」というコスパ重視の方は「建築用」または「工業用」のペンを使うのものありです。
もともと建築資材や工業資材向けのマーカーで、いろいろな材質に対応。かつ耐光性、耐水性もあるのでタイヤにも使えます。
「フエキ 工業用消えないマーカー」のAmazonレビューを見ると分かりますが、タイヤのホワイトレター用に購入している人もいます。
色も種類はそこまで多くありませんが、白い以外の赤、青、黄色、緑など十分揃っています。
そして何よりも、ペン1本が¥200なので、色の数を揃えても¥1,000ちょっとで収まるのでコスパは最強です。
実際に購入した「ソフト99(SOFT99) 99工房 補修用品 タイヤマーカータッチカラー ホワイト」
今回私は一番無難で安牌な「ソフト99 補修用品 タイヤマーカータッチカラー ホワイト」を購入しました。
初めてのホワイトレター。かつ、白以外の色を塗る気が気なったので、無難にタイヤ専用のマーカーを購入。
商品自体は本当にただのペン。
ペン先は中太?って感じかな?
付属品として修正ペンが付いてきます。
「修正ペンって何?」感じですが、ようはただの黒のペンです。「はみ出した白い部分をこれで黒に塗りつぶしてね。」というだけで、特別なペンではありません。
ペン先はこんな感じ。
商品のパッケージ裏には、簡単な使用方法が記載されています。
使用方法(引用)
- 洗浄:使用前にタイヤの汚れ・油分などを洗剤で洗い流し、水分を乾かします。
- 準備:使用前にキャップを閉めたまま容器をよく振り、ペン先を下に向けて厚紙などの上で数回ゆっくり押し付けます。※使用中に塗料がでにくくなってきたら、上記作業を行って下さい。
- 塗る:塗料が出てきたら厚紙にじゅうぶん試し書きをしてから、タイヤに塗ります。※重ね塗りは、塗料が十分乾いてから行ってください。
- 修正:塗料がはみ出した時は、塗料が乾燥してから付属の修正ペンでふちどりをしてください。
「ソフト99 タイヤマーカー」を使う時に準備した方がいいもの
商品パッケージの説明にもあった通り、とりあえずタイヤの油分を除去する必要があります。
この手のものは油分が大敵なので、洗車ついでにカーシャンプーで適当に洗っておきましょう。
水洗いはタイヤの冷やす意味もあるので、気温が高い日なら必ずやりましょう。
洗車後はよく乾かして、更に脱脂をするためにパーツクリーナー、もしくはシリコンオフで塗装面をしっかり脱脂しましょう。
カーシャンプーを使わず水洗いだけでも良いと思いますが、パーツクリーナーなどの脱脂剤は絶対に準備した方が良いです。
「ソフト99 タイヤマーカー」の使い方・塗り方
まず、商品のパッケージにある通り、軽くペン先を厚紙(捨てる段ボールでも可)に押し付けて、インクをペン先にしっかり染み込ませます。
インクがしっかりペン先に染み込んだら、あとはタイヤに塗っていくだけです。
タイヤを車体から外した方が塗りやすいですが、面倒くさかったので私は車に取り付けたまま行っています(^_^;)
とりあえず縁を塗って、様子を見て。
1回目でなんとなく全体を塗り。
そこから何度か塗り重ねて、最終的にタイヤ4本それぞれ4回重ね塗りしました。
速乾性はまぁまぁ。右前のタイヤ→右後→左後→左前→右前と、タイヤを1周する頃には重ね塗りするには十分乾いていました。
雪は降っていませんが11月末の寒い時期でも、すぐに乾燥してくれて扱いやすかったです。
ペン1本でタイヤ4本を4回塗り重ねてもまだ塗れるぐらいなので、塗料の量も十分だと思います。
近くで見ると正直塗った感は拭えません。
ただ、遠目で見れたほぼわかりません。
塗った当日は塗りムラがちょっと目立つかな?って感じ。
次の日になるとしっかり乾いて、写真だとわかりにくいですが「まぁこんなもんかな?」って感じになってくれます。
こういうものを近くで見るのはやった時だけ。遠目で見ていい感じならOKw
タイヤマーカーの消し方、落とし方は?
「タイヤマーカー」を消したい、落としたい場合は、主に下記の3つの方法があります。
- ブレーキクリーナーを使って拭き取る。
- サンドペーパーでこすって消す
- 黒マーカーで塗りつぶす。
一番無難なのが、脱脂でも使用したパーツクリーナーを使って、拭き取って消す方法。
ただし、パーツクリーナーをタイヤに使いすぎると、ゴムが劣化する恐れがあるので注意してください。
次にサンドペーパーで擦り落とす方法。
サンドペーパーを使う場合は、目の細かいもの(番手の数字が大きいもの)を選びましょう。
文字通りタイヤを削る行為なので、やり過ぎ注意。サンドペーパーの番手は800以上ぐらいで十分だと思います。
最後に「黒マーカーで塗りつぶす」方法。
正直、黒を塗る範囲が広いと、黒いタイヤとは言えど目立つので、あまりオススメはできません。
黒マーカーは紙に書くようなペンではなく、タイヤマーカーと同じく工業用の耐光性、耐水性のあるものを選びましょう。
「ソフト99 タイヤマーカー」を使ってみて感じたメリット・デメリット
本記事は「青空駐車」の車のタイヤに塗って、数ヶ月乗って感じた良いところと悪いところです。その点、ご理解の上でご確認下さい。
使い方も簡単!適当に塗ってもにじみなし!手軽なカスタムとしてアリ!
何よりも「ペンで塗るだけ」なので、手軽なカスタムとしては結構アリだと思います。
巷はでは「ダサい」という印象かもしれませんが、私としては夏タイヤよりもインチダウンしているスタッドレスタイヤでも、楽しめるカスタムとして十分満足しています。
また、タイヤマーカーによっては、色がにじんでしまうものがあるそうです。
私が購入した「ソフト99 補修用品 タイヤマーカータッチカラー ホワイト」は、滲むような感じは一切ないので、そこら辺は流石日本メーカー?って感じです。
ゴムのような艶(ツヤ)を求めてはいけない!
私にとっての「ホワイトレタータイヤ」というのは、白い部分は艶のあるゴムというイメージです。
タイヤマーカーで作った自作のホワイトレタータイヤは、流石にゴム特有のツヤ感はでません。
良い言い方をすれば「マットな仕上がり」という感じですが、こればっかりは仕方ないです。
艶を出したいのなら、タイヤマーカーで塗った部分にクリアを塗ればなんとなるかもしれませんが、ちょっと現実的ではないかな?
タイヤマーカーとしては耐久性も十分で長持ち。ただ「縁石」には勝てません。
個人的に一番心配していたのが耐久性。
スタッドレスタイヤなので季節的にも雨や雪、かつ路面状況の悪い泥が多い場所も走る前提。「走ったらすぐに落ちてしまう」ってことだけはないものと祈っていましたが、心配不要でした。
まず、しっかり乾いていれば指で擦ったりしても落ちません。水で固く絞った布(マイクロファイバークロス)で擦っても、タイヤマーカーが落ちません。
ただ、縁石など硬いものに擦られると流石に、タイヤマーカーが剥がれてしまいます。(逆に落ちなかったらそれはそれで困りますが)
上の写真は、塗って乾かした翌日に縁石?か何かに擦ってしまって、マーカーが剥がれてしまった状態です。
逆に縁石以外で「タイヤマーカーの塗料が剥がれた」というのが、約5ヶ月間で1度もありませんでした。
しっかり下地処理をしたのもあると思いますが、逆に「これ、自力でマーカーを消す方がめんどくさそう・・・。」と思ってしまうほどなので、耐久性は十分だと思います。
約5ヶ月乗った車のタイヤマーカーの「変色」「色落ち」「汚れ」はこんな感じ
上の写真が「約5ヶ月間ろくに洗車もできず、メンテナスもできなかったタイヤ」です。
「めちゃくちゃ変色してるじゃん!!」と思うかもしれませんが、これは泥汚れです。
布でしっかり擦って泥を落とすと、こんな感じで一応は白に戻ります。※Hの部分はまた縁石で削れました・・・(´;ω;`)
やはり色が白というだけあって、泥汚れによる変色は避けられない感じです。
完全に「黄色に変色しません!!」と断言するのは流石に無理です。日頃から洗車して塗り直しをしていれば、ここまで酷くはならないと思いますw
ただ、個人的に「本当に優秀だな」と思っているのがやはり「耐久性」。これだけの汚れを布でゴシゴシ拭いて落としても、白い塗装はほぼ落ちません。
塗った直後と比べれば、確かに色の劣化は明白です。
ただ「塗り直しなし、かつメンテナンスなし」でこの状態をキープしているので、個人的に非常に満足しています。
キレイな状態を維持したいなら「塗り重ねる」かつ「こまめに塗る」必要がある。
ここまで読んで頂いている方ならわかると思いますが『キレイな白い状態を維持したい!』のならメンテナンスが必要です。
適度なタイヤの洗車と、その都度タイヤマーカーの塗り直し(重ね塗り)が必要になります。
タイヤの汚れはタイヤが黒だからこそ、普通はあまり目立ちません。
ですが、タイヤマーカーで「白」に塗られるので、汚れがかなり目立つ状態になります。
日頃から洗車をしない人の場合は、ホワイトレターにすること自体、ちょっと考え方がいいかもしれません。
まとめ / 【お手軽カスタム】タイヤマーカーのホワイトレタータイヤは本当にダサいのか?
タイヤマーカーで自作したホワイトレタータイヤは、手軽ではありますが、非常に見た目の印象を変えてくれる良いカスタムだと思います。
もちろん、印刷された本物ホワイトレタータイヤとは比べるまでもありませんが、オリジナルのホワイトレターを自分で作る楽しさは、やはりDIYの醍醐味です。
1本数百円のペンで、誰も簡単にできるので、ぜひ試してみて下さい。
以上、有難うございましたm(_ _)m