どうも、白夜霧(@KiRi_Byakuya)です。
今回は、去年の夏(2020年7月)に購入した『重い布団(加重ブランケット)』の1年間使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介する長期レビュー記事となります。
「気になっているけど、本当に効果があるのか不安。」「どんなデメリットがあるか知りたい。」という人の参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- 1年間使ってみた感じた「重い布団」のメリット
- 1年間使ってみた感じた「重い布団」のデメリット
- オススメの「重い布団」
目次
重い布団(加重ブランケット・ウェイトブランケット)の効果とその証拠
「重い布団」「重力ぶとん」「重力ブランケット」「ウェイトブランケット」「重いブランケット」「チェーンブランケット」「加重ブランケット」「加重布団」などなど、色々と名前がありますが、この記事では主に『重い布団(加重ブランケット)』とさせて頂きます。
『重い布団(加重ブランケット)』の主な効果は下記3つされています。
ココがポイント
「重い布団(ウェイトブランケット)」を使うと。。。
- 不安感が減少し、安心できる。
- ぐっすりと長く眠れる。
- 安眠に適したホルモンバランスになる。
『重い布団(加重ブランケット)』の効果や、その研究の詳細については、過去の記事で紹介しているので参考にして下さい。
【重い布団】は本当に安眠効果があるのか?サラリーマンが試してみた!
安眠に効果があるとされている「重い布団」のレビュー記事です。
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1年使って感じたメリット/重い布団(加重ブランケット・ウェイトブランケット)
適度な圧迫感が安心する。
各国の実験結果にもある通り『重い布団(加重ブランケット)』による適度な圧迫感は、眠る際の安心感に繋がっていると個人的にも実感しています。
もちろん前回の記事でも記載した通り、この商品自体は万人受けではありません。圧迫感を不快に感じる人もいるでしょう。
「身体に対する適度な圧迫」と堅苦しく言われるとあまりピンと来ませんが、あくまで個人的には「抱擁(ハグ)」による効果と類似していると思われます。
抱擁(ハグ)には、リラックスやストレス軽減効果があるという研究報告があり、効果的なハグの方法としては、下記のように紹介されている記事もあります。
効果的なハグとは
精神的な効果を高めたい場合は、お互いの密着部分ができるだけ広くなるようにハグをすることがポイント。多くの部分が触れ合うことで、より強い安心感が得られると言われます。
姿勢に関しては、向き合うハグでも後ろから抱きしめるハグでも、大きな差はありません。愛情を込める場合は、相手がきつく感じない程度に、やや強めがおすすめ。
血管が緩んで血圧が低下し、自律神経における副交感神経が優位になった時に、人はリラックス状態に入ると言われています。
また、マッサージも「身体に対する適度な圧迫」といえなくもないので、マッサージによるリラックス効果も関連しているのではないでしょうか?
・・・統合失調症患者を対象としハンドマッサージを行い,主観的指標および客観的指標を用いてリラクセーション効果を明らかにすることである。対象者は,民間の精神科病院に長期入院をしている10名の統合失調症患者である。毎回のハンドマッサージ実施前後の脈拍,血圧,「心地よさ」の自己評価点について検討した。又,全ハンドマッサージの介入前後において総合評価尺度を用いて検討した。マッサージ中の対象者の言動については質的に検討した。
その結果,リラクセーションの自己評価点については全対象者で有意に得点の上昇が確認され,脈拍については7名,血圧については5名で有意に低下していた。全対象者において,ハンドマッサージが心地よさをもたらす反応がみられ,また,対象者自らが自分の困りごとについて自発的に語りだす等の変化があり,看護師(研究者)と対象者の関係がより良いものになった。以上より,ハンドマッサージは統合失調症患者に効果があることが示唆された。
冬に「ウェイトブランケット」は必需品!!
冬場の温かい布団と『重い布団(加重ブランケット)』の組み合わせは、私にとっては既になくてはならない存在です。
前の記事でも触れました、私は『重い布団(加重ブランケット)』を購入するまでは、冬になるとコートやダウンを布団の上から重ねて掛けて寝ていました。
重ね掛けすることによる保温効果と、適度な重みによる負荷がとても心地よく、夏場と冬場では段違いに冬のほうが寝付きがいいです。
特に『重い布団(加重ブランケット)』を購入して迎えた、初めての冬では「これはすげぇ良いわぁ・・・」と真面目に感動していました。
「ウェイトブランケット」で肩や腰が痛くなったことはない。
これも前の記事で触れていたことですが、ウェイトブランケットを使っているからといって寝起きでカラダが痛かったり、肩が凝ったり腰が痛くなったことはありません。
もちろん1年も使えば寝違えたこともありましたが、寝違えの原因は寝具の良し悪しで発生するものではありません。
「寝違え」原因と病態
睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)におちいり時にしこりとなっている、前日などにいつもはしないスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している(こむら返り)、頸椎の後ろの関節(椎間関節)の袋(関節包)に炎症がおこる、などの原因が考えられています。
この部分に関しては、やはり万人受けではない『重い布団(加重ブランケット)』が、合う人合わない人がそれぞれいるように個人差があると思います。
「ウェイトブランケット」でも普通に寝返りは打てる。
「重い布団だと、寝返りが打てないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、寝返りは普通に打てます。
身体にかかる負担を軽減する
睡眠中、適度に寝返りをうつと、身体にかかる負担が軽減されて睡眠の質が高まります。「身体を適度にほぐす効果がある」という意味では、寝返りはストレッチと同等の効果があると言えるでしょう。適切な睡眠時間を確保したうえで、しっかり寝返りを打てる睡眠環境であれば、疲れを残さずに起床しやすくなるのです。
私はベットで寝ていますが、普通に寝相が悪いので、起きた時に『重い布団』をベットから落としていることがたまにあります。
もちろん体格の問題もあるとは思いますが、寝返りが打てないほど重い商品ではありません。
むしろ「寝返りが打てない」「息苦しさを感じる」ようならその『重い布団(加重ブランケット)』は、あなたにとって適切な重量ではないと思います。
『重い布団(加重ブランケット)』の適切な重量は、使う人の体重の10%前後の重さです。これだけは間違わないようにして下さい。
1年使って感じたデメリット/重い布団(加重ブランケット・ウェイトブランケット)
夏は暑い!
本来であれば「熱くありません!快適です!」とか書いた方がいいのかもしれませんが、素直に暑いです。
私が購入したtobestのウェイトブランケットの中に入っているのは「ガラスビーズ」なので、材質的にはそこまで保温効果が高いものでありません。
ただ、やはり商品そのものが、そもそも「毛布」なので、夏は素直に暑いです。
もちろん、夏用のウェイトブランケットも商品としては販売はされています。
ただ、個人的には「シーズン用に2種類購入する。」というのは、あまりオススメしません。
なぜなら『重い布団(加重ブランケット)』は寝具として使わなければ、ただの重たい布の塊です。
一軒家に住んでいて、収納スペースも十分に確保できているような家に住んでいる方なら、どうぞご検討下さい。
ただ、一人暮らしのアパートやマンション住まいだと、使わない間は収納スペースを圧迫する、ただの邪魔な布の塊です。
かつ、押し入れへの出し入れも、重いだけあってかなり面倒です。
夏の暑さには「冷感敷パット」などを購入して対応した方が経済的、かつ収納スペースもそれほど圧迫されないと思います。
布団を敷き直すのが、ちょっと面倒くさい。
普通の毛布や布団の場合、どんなにぐちゃぐちゃになっていても、ぱぱっといい感じに広げれば簡単に敷き直せます。
ただ『重い布団(加重ブランケット)』の場合は、その「ぱぱっと」が「よっこいしょ」という少し重労働気味な動作になります。
布団として自分の体に掛ける分には適度な重さですが、布団の端を持ち、引っ張り上げるようとすると流石に重さを感じます。
ズボラな人、面倒くさがりな人ならいいかもしれませんが、キレイ好きな人はちょっと日頃のベットメイキングが面倒になるかもしれません。
「洗濯できない」は、人を選ぶ。
私が購入した『tobest 加重ブランケット』は、説明書に「この製品は洗えません。」と明記されています。ただ、約1年間かなり適当に使っていますが、臭いと感じたことは一度もありません。
布団カバーは普通の布団カバーと同じなので、そのまま洗えばOK。布団の中身も無味無臭のガラスビーズなので、湿気を吸うことはありません。
ただ、そのガラスビーズを包んでいるのは布です。私の場合は、湿気がたまらないのようにできるだけ布団はぐちゃぐちゃのままにせず、朝起きたら布団を敷き直して、湿気がこもらないようにしています。
あとは気づいた時にファブリーズをしてるぐらいで、特に問題ありません。
湿気が気になる人は『除湿シート』の購入もありだと思います。
ウェイトブランケットの中には、洗濯できるウェイトブランケットもあるので、どうしても「洗濯できないのはヤダ!」という人は洗濯できる商品を購入して下さい。
ココに注意
『洗濯機での洗濯可能』と記載があったとしても『所有している洗濯機で洗える重量なのか?』は必ず確認して下さい。
コインランドリーなら洗える場所もあると思いますが「重い布団を、そこまで持っていく。」ことをお忘れなく。
コチラの商品は、洗濯機での洗濯はできませんが「手洗いは可能」記載されています。
正直、ウェイトブランケットを手洗いするのはちょっと・・・・
オススメの重い布団(加重ブランケット・ウェイトブランケット)
洗えるウェイトブランケット
衛生面にできる限り配慮したい人は、洗えるウェイトブランケットを購入しましょう。
ただし、先程も記載しましたが『所有している洗濯機で洗える重量なのか?』を必ず確認しましょう。
夏用のウェイトブランケット
収納スペースがしっかり確保できる人は、夏用のウェイトブランケットの購入もありだと思います。
逆に『冬は他の布団や毛布で十分暖かいから、ウェイトブランケットは夏用だけでOK!』という人は、ぜひ使ってみた感想を教えて下さいm(_ _)m
定番のウェイトブランケット
私が購入した『tobest 加重ブランケット』は、日本のメーカーで日本人の体型サイズに合わせた商品になっています。
ウェイトブランケットは海外発信の商品なので、どうしても海外メーカーのものが多く、布団としてのサイズ感は日本人向けにはなっていません。
『とりあえずウェイトブランケットを使ってみたい。』という人は、日本メーカーの商品を選んで見てはいかがでしょうか?
まとめ / 1年間「重い布団(加重ブランケット・ウェイトブランケット)」を使ってみた本音
今回の記事をまとめると・・・
「重い布団」長期レビューまとめ
- 万人受けではないことは否定できない。でも、合う人には最適な商品。
- 夏は素直に暑い。でも、冬は最高!
- 夏用の購入は要検討!
前回の記事でも触れていますが、万人受けではありません。『重い布団(加重ブランケット)』の圧迫感を不快に思う人は当然います。
私も1年間使ってみて『誰にでもおすすめです!』とは書けません。どんな商品でも合う合わないは必ずあります。
だからこそ、前回の記事や今回の記事で、本当に購入を検討している人の何かしらの参考になれば幸いです。
もし何か記事に書いてないことで、気になることがありましたが、コメントして頂ければ可能な限り回答させて頂きます。
※私はただの素人です。寝具や布団の専門家ではありません。専門的な質問はご容赦を(;´∀`)
以上、有難うございましたm(_ _)m